内容説明
日本各地のみならず、世界から多くの人が訪れる高野山。世界遺産に登録されて、二〇一五年には開創一二〇〇年を迎える。この地の四季を通じての儀礼、歴史、弘法大師・空海の生涯、そして仏像や建築など文化財について、高野山に生まれ育ち、密教研究の第一人者であり、高野山真言宗管長を務める著者が体験を込めて綴る。
目次
はじめに 高野山の一日
第1章 高野山を歩く
第2章 高野山の四季
第3章 高野山の開創
第4章 高野山の歴史
第5章 高野山の今昔
第6章 高野山の文化財
著者等紹介
松長有慶[マツナガユウケイ]
1929年和歌山県高野山に生まれる。1951年高野山大学密教学科卒業。1959年東北大学大学院文学研究科印度学仏教史学科博士課程修了、文学博士。高野山大学教授、同学長、大本山宝寿院門主を経て、高野山大学名誉教授、高野山神言宗管長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
92
この筆者は高野山の管長を務められておられる、このような本を書くのに最も適した人なのでしょう。高野山の一日や四季といったものから入って高野山に関することをすべて教えてくれる気がします。写真も収められていて小冊子で高野山案内の本としては一番だと思います。高野山の宿坊に泊まってじっくりと見てみたいきがします。2015/09/06
KAZOO
76
先日高野山へお参りに行ってきました。そのときにこの本を観光案内として車中で読んでいきました。人が少なく非常にいい感じでした。宿坊も人はあまりいないので貸し切りのような感じでした。この本は本当に参考になり歴史やそれぞれのお寺などの位置づけがしっかりと書かれており参考になりました。でもよくもまあこんなところに空海が道場尚を開くことができたことが不思議です。この著者の松永さんによる空海という新書が出たのでそれも読んでみます。2022/06/24
Tenouji
14
林間学校で行った高野山。あらためて訪れてみたくなった。空海の伝記が興味深かった。2015/10/24
まえぞう
13
高野山の歴史、四季、行事、宝物を通じて密教や空海に触れるように語られます。小さな時に一度お参りしたような記憶がありますが、死ぬまでにもう一度訪れたいものです。2022/08/06
森
12
ガイドブックです。旅行に持っていくと良いです。専門的な内容もありますので。2016/06/09