岩波新書<br> 心の病 回復への道

個数:
電子版価格
¥836
  • 電書あり

岩波新書
心の病 回復への道

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月23日 19時05分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 218,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004313731
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0247

出版社内容情報

職場で学校で,大きな問題となっている心の病.なぜ人は心を病むのか? どのような対処が適切で,回復には何が必要なのか? チームケアに取り組む精神科医が,身近な具体例と共に,精神障害者のおかれた歴史,精神医学の最新知見や,日本・世界の新たな潮流を紹介する.ハウツーにとどまらず,心にしっかり効く一冊.

内容説明

職場で学校で、大きな問題となっている心の病。なぜ人は心を病むのか?どのような対処が適切で、回復には何が必要なのか?チームケアにとりくむ精神科医が、身近な具体例とともに、精神障害者のおかれた歴史、精神医学の最新知見や、日本・世界の新たな潮流を紹介する。ハウツーにとどまらず、心にしっかり効く一冊。

目次

第1章 心の健康の危機―21世紀の課題としての精神疾患
第2章 対策はどう変わってきたか―小さな精神病院の実践から
第3章 もしも精神疾患を発症したら―相談窓口と治療法
第4章 生活をとり戻す―リハビリテーションの現在
第5章 世界では、いま―精神疾患はどうとらえられているか
第6章 これからの精神保健―真のリカバリーのために

著者等紹介

野中猛[ノナカタケシ]
1951年栃木県に生まれる。1976年弘前大学医学部卒業。藤代健生病院、代々木病院などで精神科医として勤務。1988年より埼玉県立精神保健総合センターにて地域精神保健にかかわる。2001年からは日本福祉大学教授。現在、日本福祉大学研究フェロー、日本精神障害者リハビリテーション学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

35
今日の日本では、精神病者が治療を中断してしまうと社会から切り離されてしまうという問題がある。本書を読んだことで、この点について深く考えてみたいと思った。2015/07/17

のの

12
タイトルだけ見ると精神疾患の治療プロセスを扱った本と思われるかも。実際は精神保健全体のことを取り上げている。日本の精神保健福祉制度を中心に、ACTやリカバリー、ピアスタッフなど話題が多岐にわたっていて、PSWの勉強をはじめたばかりの身にはよくまとまっているわかりやすい本だった。日本の社会保障はいま底辺へ底辺へ向かって突き進んでいるので、国の支援を受けてるくせにあれもこれもしたいなんてわがままだ、というような論調が増えてくるのだろうな。そうならないといいなあ。人間らしく生き合いたい、と思った。2012/10/27

アルタイル

4
精神保健や精神疾患に対する処遇や医療、福祉のあり方の変遷や、それらにおいての日本と諸外国の違いなどが分かりやすく描かれている。最初の『自分の親しい友人を三人挙げて全員おかしくなければおかしいのはあなただ』という強烈な切り口から引きつけられる。一生のうち精神疾患にかかるのは四人に一人に登る。とても身近なもので他人事ではない。日本全体にそのような認識がもっと必要なのではないか。2014/09/26

sabato

4
専門職として大切な能力である、利用者に希望を与えるということについて、アンソニー博士は「I believe in them,before they believe themselves(自分自身が信じられない彼らを、私の方が半歩前で彼らを信じる)」(6章)と述べてるそうだが、これについては、なんだかアメリカのリーダー的な、うーん、先導者的な思想が見えるな。本全体としては、精神医療の歴史や今よく取り上げられている理論や取り組みがバランス良く書かれているので読みやすい。ゼミ1向けw2012/11/15

きた

2
精神保健福祉の基礎から、リハビリテーションの方法まで幅広い内容が記載されている。支援に際して忘れてはならない理念が多く盛り込まれており、専門的な技術を学ぶ前にこの本をしっかり抑えておいたほうが良いと思えた。「人生の主人公はその人の自身。選択の喜びも苦しさも本人に返すべき(支援者が勝手に物事を決めない)。選択を阻む病気や環境条件に専門職が介入する」 支援者にとって都合のいい利用者やそうしたシステムを求めていないか、常に厳しい点検が必要であると感じた。2016/05/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5100116
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。