出版社内容情報
低迷する大阪を教育で立て直すーー。二〇〇八年、知事の「教育非常事態宣言」とともに始まった数々の改革ーー頻回のテスト、学校統廃合、特色ある学校づくりなどーーは現場をどう変えたのか。コロナ下で市長に「学び合う学校」への転換を提言した校長をはじめ、教師、保護者たちの声からこの一〇年を検証する。
内容説明
「低迷する大阪を教育で立て直す」。知事の「教育非常事態宣言」とともに始まった数々の改革―頻回のテストと結果の公表、学校選択制と統廃合など―は、現場をどう変えたのか。教師、保護者たちの声からこの15年を検証する。
目次
第1章 ある校長の「良心宣言」(「胸をかきむしられる思い」;「校長先生は何の間違いをしたか?」 ほか)
第2章 「被害者は生徒ですよ」(「教育非常事態」;「先生だけを引っぱたいても仕方ありません」 ほか)
第3章 「行政が差別をシステム化してるんです」(公教育への不信を増幅する「チャレンジテスト」;危機に瀕する大阪の人権教育 ほか)
終章 「世界一平凡な学校」を(学力が「通貨」となった米国の公教育;目の前の子どもを「発見」する仕事)
著者等紹介
永尾俊彦[ナガオトシヒコ]
1957年東京都生まれ。毎日新聞記者を経てルポライター。著書に『干潟の民主主義―三番瀬、吉野川、そして諌早』(現代書館、第7回平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞受賞)、『ルポ 諌早の叫び―よみがえれ 干潟ともやいの心』(岩波書店、第5回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞奨励賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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