内容説明
やかまし村の子どもたちは、楽しいことを見つける天才!リーサが子ヒツジを学校へ連れていったり、みんなでオッレの歯をぬく作戦をたてたり、宝箱をめぐって男の子と女の子がかけひきをしたり…陽気な話がつづきます。小学3・4年以上。
著者等紹介
リンドグレーン,アストリッド[リンドグレーン,アストリッド][Lindgren,Astrid]
1907‐2002。スウェーデンのスモーランド地方に生まれる。『長くつ下のピッピ』(1945年)で子どもたちの圧倒的な人気を得る。1958年に国際アンデルセン賞を受賞。作家活動をしながら、長らく児童書の編集者としても活躍した
大塚勇三[オオツカユウゾウ]
1921年、中国東北部に生まれる。東京大学法学部卒業。出版社勤務ののち、ドイツ、北欧などの児童文学の翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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syaori
45
リーサが自分の子ヒツジを持ったり、ザリガニ採りに行ったり、相変わらずな彼らの日々が見られて満足。でもオッレがぐらぐらする乳歯を抜くのに悩んでいたり、赤ちゃんだった彼の妹が歩いていたりとみんな少し大きくなっています。もう大人な読者としては、それがうれしいような寂しいような複雑な気持ち。でも王子様かもしれないカエルにキスしたり下校は大冒険だったり、彼らはまだ子供時代を謳歌していて作者には感謝ばかり。だって、こんな彼らが大人になったやかまし村は一体どんなかしら、なんて考えながら本を閉じることができるのですから。2018/02/09
Die-Go
35
図書館本。友人からのお勧め。やっぱり大塚訳の方が前二巻との流れもあって馴染む。名詞の細かい訳もそうだし、何よりもリーサの口調。挿し絵もこちらの方が好み。北欧の豊かな自然の中でのびのび育つこども子どもたちの姿がいとおしい。子どもの頃に読んでいたら尚良かったな。★★★★☆2021/09/08
がいむ
34
身近なのできごとを、なんでも楽しみ、協力したりけんかしたり、ちょっと張り合ったり。エネルギッシュな七人の子どもたちは読んでいてとても生き生き。大人にはなつかしく感じる場面も(ここまで愉快ではないにしても)多いです。やかまし村シリーズはあと一作あるようなので楽しみです。2017/04/21
よしみん
27
ついに終わってしまいました。やかまし村の子どもたちはいつも幸せそう。ひつじを学校に連れていったり、オッレの歯をみんなで抜いたり、サクランボを得る会社を作ったり、ザリガニ釣りをしたり。読み聞かせをしていると、子どもたちは笑ったり、びっくりしたり大忙し。終わってしまうのが嫌で仕方なかったようです。私はリーサとアンナがシャスティンの子守をする話が大好き。ヘイ!ヘイ!っていうシャスティンも可愛すぎるし、ヘトヘトになっちゃうリーサとアンナも可愛すぎます。子どもたちに、きっとまた読んでと言われそうな大切な一冊です。2017/02/08
kanki
20
3部作第3巻。スウェーデン田舎の子どもがキラキラ生き生き描かれた。下校時間は倍かかる、だって楽しいから♪2021/04/03