ドードーをめぐる堂々めぐり―正保四年に消えた絶滅鳥を追って

個数:
電子版価格
¥2,970
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

ドードーをめぐる堂々めぐり―正保四年に消えた絶滅鳥を追って

  • 川端 裕人【著】
  • 価格 ¥2,970(本体¥2,700)
  • 岩波書店(2021/11発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 54pt
  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年04月27日 07時52分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000614979
  • NDC分類 488.45
  • Cコード C0040

出版社内容情報

江戸初期のこと。『不思議の国のアリス』や『ドラえもん』にも登場する絶滅鳥ドードーが日本に来ていた!? その後の行方を追って四国へ長崎へ。時空を超えチェコやイギリス、オランダ、ついにはモーリシャスの島で這いつくばり生命のワンダーに分け入る! 日本史と西洋史、博物学と生物学の間を行き来する旅に、ご一緒ください

内容説明

江戸時代初期のこと。『不思議の国のアリス』や「ドラえもん」にも登場する絶滅鳥ドードーが、日本に来ていたらしい!四〇〇年の時を超え、その後の行方を追って、四国へ長崎へ、チェコ、イギリス、オランダへ…ついにはモーリシャス島に這いつくばり生命のワンダーに分け入る!日本史と西洋史、博物学と生物学の間を行き来する旅に、ご一緒しましょう。

目次

序章 堂々めぐりのはじまり
第1章 日出づる国の堂々めぐり―正保四年のドードー(一六四七年、ドードーの年;到着前夜;ドードーは徳川家光に会ったのか? ほか)
第2章 ヨーロッパの堂々めぐり―西洋史の中のドードー(罪とドードー―オランダと一七世紀;驚異王の太った鳥;ドードーとオオウミガラス―一七世紀と一九世紀の間 ほか)
第3章 モーリシャスの堂々めぐり―ドードーと代用ゾウガメ(チリュー調査隊2017;十七~二一世紀を駆け抜ける―島の発見、夢の池、そして近藤典生;サンゴ平原の孤独鳥―ロドリゲス島にて ほか)
終章 堂々めぐりの終わり

著者等紹介

川端裕人[カワバタヒロト]
1964年兵庫県明石市生まれ、千葉県千葉市育ち。文筆家。東京大学教養学部卒業。日本テレビ報道局で科学報道に従事後、フリーランス。著書に『我々はなぜ我々だけなのか―アジアから消えた多様な「人類」たち』(講談社ブルーバックス、科学ジャーナリスト賞・講談社科学出版賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばたやん@かみがた

107
《「再発見」がキーワード》ですね。何と言っても、2014年、英蘭の研究者が1647年、日本に絶滅直前のドードー鳥がオランダから贈られて来たことを文献から“発見”した論文から著者の旅はスタートしてますから。来朝したドードーのその後の足取り、ヨーロッパでも三点しか残っていない生体からの標本などを追いかけるうちに、著者と読者は、生息地モーリシャスの宗主国の変遷(蘭→仏→英)なども影響して、ドードーの存在が18世紀には忘れ去られた状態にあったこと、(1/3)2022/05/05

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

80
(2023-130)【図書館本】皆さんはドードーと言う野鳥をご存知だろうか?17世紀に絶滅した飛べない野鳥だ。1598年に発見され、100年も経たないうちに絶滅してしまったドードーが、なんと鎖国中の日本に生きたまま来ていたとは知らなかった。そのドードーの行方を探求するうちに深みにハマり「堂々めぐり」をすることになった著者。日本から欧州そしてモーリシャス島まで、日本史と西洋史、生物学と博物学を行き来する旅。たった一羽の鳥の行方を探る為に行った長い旅。情熱というか執念と言うか、ほんとにお疲れ様でした。★★★+2023/11/03

榊原 香織

76
日本にもドードーが来ていた! 江戸時代初期、長崎出島にて。 その後どうなったかはわからない。 ドードー、17cには絶滅。 タイムマシーンがあったらぜひ会いたい生き物の一つ。 岩に挟まった状態の亜化石が出土。やっぱりトロかったんだ、むっちりしてたんだ・・2022/02/08

さつき

66
絶滅鳥ドードーが1647年、長崎出島に来ていたとのこと。はるばるモーリシャス島から運んだのは珍奇な生き物を好む貴人への進物だったのか。結局オランダの文書以外ではドードーが日本にいた証拠は見つかっていないようですが今後の進展が望まれます。そして、ドードーについてまるで知らなかったので、絶滅へ向かった経緯など興味深く読みました。2023/10/25

yamatoshiuruhashi

62
ドードーは江戸時代、出島に来ていた!ではそれはどうなったのだろうか。から始まり、そもそもドードーは世界でどう認識されていたのか。絶滅した鳥、しかし恐竜ほどではなく人の歴史に記録される時代に絶滅し、一時期忘れられたものの今では「不思議の国のアリス」や「ドラえもん」で有名な親近感を持つ鳥の不思議さに次々に謎が繋がっていく。その謎を追いつつ著者と共に世界中を駆け回り、思考的にも物証的にもそして現実の位置としても堂々巡りを楽しめた。カバーに採用されたドードーが出島の見える丘に立つ絵が心に染みる。読友さんに感謝。2022/05/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18880045
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。