人間晩年図巻 2000‐03年

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人間晩年図巻 2000‐03年

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000614962
  • NDC分類 280
  • Cコード C0095

出版社内容情報

同時代人への哀惜をこめ、感傷に流れず過去を検証する。著者畢生の「晩年図巻」シリーズ待望の続編は、〈ミレニアム〉に湧き立った二〇〇〇年から、誰もが言葉を失った二〇一一年三月一一日まで、平成中期に世を去った八〇人の晩年を描き出す。本巻には元祖『人間臨終図巻』の山田風太郎、古今亭志ん朝、張学良、ナンシー関らを収録。

内容説明

『人間晩年図巻』「二〇〇〇年代編」、開幕。新たな“ミレニアム”に沸いた二〇〇〇年から、誰もが言葉をなくした二〇一一年三月十一日まで、平成中期に世を去った八十人の晩年を全三巻で描き出す。一巻目にあたる本書には、元祖『人間臨終図巻』の山田風太郎、“9・11”の実行犯モハメド・アタ、“消しゴム版画家”ナンシー関、“一億円の拾得者”大貫久男らを収録。

目次

2000年に死んだ人々(仙波龍英(過度の飲酒の結果の衰弱死か・48歳)―「青春の物語」を拒むつぶやき
梶山静六(閉塞性黄疸・74歳)―マスコミが聞き流した公式答弁 ほか)
2001年に死んだ人々(並木路子(入浴中に心筋梗塞・79歳)―「リンゴの唄」が決めた「昭和戦後」の色
田山幸憲(舌がん・54歳)―東大中退パチプロ人生 ほか)
2002年に死んだ人々(ビリー・ワイルダー(肺炎・95歳)―『サンセット大通り』の風景
トール・ヘイエルダール(脳腫瘍・87歳)―世界への「再参加」と「探検記」 ほか)
2003年に死んだ人々(尹学準(突発性間質性肺炎・70歳)―密航以来五十年
安原顯(肺がん・63歳)―「スーパー・エディター」の鬱屈 ほか)

著者等紹介

関川夏央[セキカワナツオ]
作家。1949年、新潟県生まれ。上智大学外国語学部中退。『海峡を越えたホームラン』(双葉社、1984年)で第7回講談社ノンフィクション賞、『「坊っちゃん」の時代』(谷口ジローと共作、双葉社、1987‐97年)で第2回手塚治虫文化賞、2001年には、その「人間と時代を捉えた幅広い創作活動」により第4回司馬遼太郎賞、『昭和が明るかった頃』(文藝春秋、2002年)で第19回講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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まーくん

86
人間晩年図巻四巻(1990-2007年)読了。第五巻(08-11年)も出版予定あり。今回読んだ00-03年の刊で印象に残ったのは、何と言っても本シリーズの雛型となった『人間臨終図鑑』の著者山田風太郎(01年没79歳)。『くノ一忍法帳』は勿論覚えてる。蛇足を付け加えれば”くノ一”とは女のこと。風太郎の老後の楽しみは夫人の運転する車で京王線聖蹟桜ヶ丘駅近くのスーパーに行くこと。目的は買い物に非ず、食品売り場の見物。広大で清潔な売場の光景には圧倒される。飢えに苦しんだ戦中派としては、これが戦後という時代の達成⇒2022/08/26

ma-bo

51
シリーズ第3弾。2000年〜2003年に亡くなった人の人生と晩年を記す。人選の偏りがあり知らない人が多かった。2022/01/20

山田太郎

33
面白いんだけど、人選の基準がよくわかんないというか。元祖の山田風太郎になにか基準があったかと言われるとあれはとにかく数集めてる感があって気になりませんでしたが、なんかこう絞ってる感じがあってなんだかなと。知ってる人の方が読んでいて面白いなと思った。途中で関係者のやたら詳しい解説に寄り道するのがまたおつなものだと。2022/01/11

kawa

28
愉しみなシリーズ3巻目。本巻には私的ビックネームは少ないが、仙波龍英(歌人)、田山幸憲(パチプロ・コラムニスト)、安原顯(編集者)、天本英世(俳優)らの奇人、変人が知れたことが収穫。「人生は 一に健康 二にお金 三に愛情 あとは泣くだけ」(仙波龍英)は、思わず我が日記に記録する。+、昭和史に興味ありなので張学良も収穫。2022/09/09

踊る猫

26
渋い仕事だ、と思う。いずれは誰もが死ぬ。その死と、そこから照射されるその人物の生を描き出すこと。そこにどんな感傷も込めないでただ淡々と描き切ること。それがこの本では試みられる。従って読んでいて楽しくなる本ではない。自分にも想定外/予想外の形で死が訪れることを思い知らされて辛くなる、と思う。だが、死ぬからその人物はムダに生きた、ということにはなるまい。誰もがその人に課せられたミッションを引き受け、こなし、そして死ぬ。そうした生の過程が平等な強度を以て記される。そこにこの本の美点はある。なかなか手ごわい一冊だ2021/12/21

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