生活保護解体論―セーフティネットを編みなおす

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生活保護解体論―セーフティネットを編みなおす

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000614955
  • NDC分類 369.2
  • Cコード C0036

出版社内容情報

仕事のあと、ベンチで眠る生活をおくる人。夫に先立たれ、年金だけではやりくりできない人。私たちの「セーフティネット」は、本当に機能しているのだろうか? 生活保護をめぐる俗論、誤解を退け、先のみえない時代の「最低生活保障」のありかたを大胆に構想する。困ったときには、誰もが「使える」「頼れる」制度に--。

内容説明

「不正受給」「社会保障費の圧迫」―絶えず強いバッシングにさらされてきた生活保護。だが今、制度を利用する人の半数以上は高齢、単身、年金受給者である。先の見えない時代に、どんな「最低生活保障」が必要なのか?誤解・俗論の数々を退け、社会保障制度全体のなかに生活保護を位置づけなおす画期的な試み。

目次

序章 解体でみえる、最低生活保障の新たなかたち
第1章 生活保護という不思議な世界
第2章 国民皆保険・皆年金体制のなかの「低所得者対策」―もうひとつの「社会扶助」
第3章 解体・編みなおしの戦略と指針―「原理問題」を整理する
第4章 提案 どう解体し、どう溶け込ませるか
終章 生活の「最低限」をどう決める

著者等紹介

岩田正美[イワタマサミ]
1947年生まれ。日本女子大学名誉教授。中央大学大学院経済学研究科修了。日本女子大学博士(社会福祉学)。東京都立大学人文学部助教授、教授を経て、1998年日本女子大学人間社会学部教授、2015年定年退職。主な著書に『戦後社会福祉の展開と大都市最底辺』(ミネルヴァ書房、1995年。福武直賞、社会政策学会学術賞受賞)などがある。2001年から2011年まで厚生労働省社会保障審議会委員。2011年より同審議会生活保護基準部会臨時委員等歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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awe

8
難しい。いかんせんこの分野の基礎知識が不足しているし、本書自体がおそらくかなり野心的な試論、いわば生活保護に関する議論の「応用編」であり、理解できない部分が多々あった。◆筆者は現行の生活保護が「最後のセーフティネット」となっている現状に異を唱える。要は着の身着のままの生活をせざるを得ない明日にも倒れそうな生活困窮者を主として想定した制度なんだと。それが顕著に表れているのが、生活保護の8つの扶助につき必要なもののみ申請することができないということ。これら全ての扶助が必要なほど困窮している人しか想定していない2023/05/27

ブルーツ・リー

6
生活保護を解体して、ベーシックインカムのような制度に組み替える。という内容の本だろうと思って読んだら、だいぶ違った。 なんと筆者は、現状の生活保護水準どころか、「貧困」状態にある人全てを無くすんだ、との主張で、しかもその貧困にある世帯全てに、最低ラインではなくて「人様から見て恥ずかしくない水準」にまでお金を給付するのだという。 机上の空論!そんな財源がどこにあるのか。 今の最低限を保証する生活保護でも年間3兆円かかっているのに、貧困世帯全てに「恥ずかしくないお金」を渡したら、いくらかかると思っているのか。2022/01/20

ぽん

3
生活保護を論じるとどうしても貧困の話になるし、水際作戦等運用上の問題も多々指摘されるところだけど、本書は年金も含めた社会保障全体のなかで生活保護を位置づけようとしている。研究者が意外と多くないというのはそのとおりかもしれなくて、制度論としての生活保護はあまり読んだ記憶がない/生活保護がすべてを引き受けすぎだというのはその通りだと思う。保険料減免や就学援助など、細かい制度説明はすらすらとは頭に入ってこないんだけど、だからこそ複雑にさせずに広い視野で解体して組み立て直してほしいと感じるところ2022/03/20

ぞだぐぁ

1
副題に「セーフティネットを編みなおす」とあるように現在の生活保護制度を別の形にしたらいいんじゃないかって本。 水際作戦や不正受給と言った話や現在の形になった経緯なども分かり易く纏められていて、かつ所得税とか奨学金等他の制度も合わせて組みなおしたらいいんじゃないかって話。 イエ制度に拘っていることもあるだろうが日本は生活保護の前に扶助させようとする範囲が広すぎるとか、シングルだったら母子だけじゃなく父子だって厳しいだろうって当たり前の事でなぜか差別されてるとか就職をする意欲が無ければ支援を与えない(続く2022/05/13

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