出版社内容情報
代数多様体に対して、その幾何的な性質をうまく反映した線形空間を構成するのがコホモロジー理論である。そして、モチーフ理論は種々のコホモロジー理論を統一する普遍的な枠組みである。本書の第1部ではグロタンディークの「純モチーフ」、第2部ではボエボドスキーの「混合モチーフ」について、基礎から丁寧に解説する。
内容説明
代数多様体に対して、その幾何的な性質をうまく反映した線型空間を構成するのがコホモロジー理論である。そして、モチーフ理論は種々のコホモロジー理論を統一する普遍的な枠組みである。本書の第1部ではGrothendieckの「純モチーフ」、第2部ではVoevodskyの「混合モチーフ」に焦点を当て、基礎から丁寧に解説するとともに、発展的な話題にも触れる。
目次
記号と注意
第1部 純モチーフ(Chow群とWeilコホモロジー;純モチーフの圏;標準予想 ほか)
第2部 混合モチーフ(混合モチーフの三角圏:構成;混合モチーフの三角圏:性質;研究の発展2)
第3部 付録(圏論のまとめ;代数的サイクル)
著者等紹介
山崎隆雄[ヤマザキタカオ]
1972年生まれ。1999年東京大学大学院数理科学研究科博士後期課程修了。博士(数理科学)。現在、東北大学大学院理学研究科教授。専攻、数論幾何(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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