岩波科学ライブラリー
幹細胞―ES細胞・iPS細胞・再生医療

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 150p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000296502
  • NDC分類 491.11
  • Cコード C0347

出版社内容情報

幹細胞って何? どうして注目されているの?治療にどう使われるの?今さら聞けない基本がわかる。

内容説明

日本で注目されるiPS細胞だけでなく、ES細胞や組織にある幹細胞はどういうものなのか。世界の視点では再生医療はどう理解されているのか。多様な科学を知るために好適の一冊。何ができて、どこが難しいのか、知っておきたいことを厳選。用語集付。

目次

第1章 幹細胞ってなんですか?
第2章 胚性幹細胞
第3章 個人用多能性幹細胞
第4章 多能性幹細胞の能力を活かした医療
第5章 組織特異的幹細胞
第6章 組織特異的幹細胞を用いた現在の治療
第7章 現実的な期待、非現実的な期待

著者等紹介

スラック,ジョナサン[スラック,ジョナサン] [Slack,Jonathan]
ミネソタ大学およびバース大学名誉教授、発生生物学者

八代嘉美[ヤシロヨシミ]
1976年生まれ。名城大学薬学部卒。東京大学大学院医学系研究科病因・病理学専攻修了。医学博士。その後、慶應義塾大学医学部生理学教室・総合医科学研究センター、東京女子医科大学先端生命医科学研究所などを経て、2013年より、京都大学iPS細胞研究所上廣倫理研究部門特定准教授。専門は、幹細胞生物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zoe

17
多能性を有する細胞。受精卵から人間までのどこが境界なのか?再生医療を楽観的に考えられない。人工的な多能性を有する細胞へ。2019/10/28

calaf

16
幹細胞を中心とした解説、そしてその応用の現状や未来について解説しながら、最後には様々な立場の人々(科学者、倫理学者、政治家、投資家、一般市民等々)が思い込みがちな考え方を解説し、できるだけ正確な未来を読もうとする、そしてそれを様々な施策に生かそうという呼びかけを含む本。いろいろ考えさせられた...2017/05/14

ケニオミ

13
仕事関係で「再生医療」を勉強せざるを得なくなり、そのために手にした一冊です。おかげで、ES細胞とiPS細胞の違いが理解できるようになりました。もう一度読み直すと、理解が深まるんだけど・・・。初心者向けにはよくできた解説書だと思います。ご興味があれば是非。2016/09/04

yurari

2
訳がまずい。いかにも直訳といった感じで非常に読みづらかった。2017/02/07

zeroset

1
幹細胞の基礎を解説、そのうえで現在の幹細胞研究の成果から、できること・できないことを、煽ることなく冷静な筆致で挙げてある。良書。"very short introductions"シリーズの一冊を訳した本だが、この叢書のうち自然科学系のものは、近年はサイエンス・パレットで独占的に翻訳するのかと思っていたので、ちょっと意外だった(代りにサイエンス・パレットでは、中辻憲夫によるオリジナル『幹細胞と再生医療』が出ている)。2016/09/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11041496
  • ご注意事項