出版社内容情報
国内外の廃棄物問題を整理し、廃棄物政策の基本的な考え方、循環型社会の形成に向けた対策を提示する。
内容説明
日本国内では、廃棄物の排出量は2000年をピークに減少し、リサイクル率も上昇傾向にある。一方、世界全体で見れば、資源利用量・廃棄物排出量は増え続けており、国境を越えて取引される廃棄物による環境汚染、国際的な管理をどうするかといった課題がある。また、東日本大震災による災害廃棄物や福島第一原発の事故による放射性廃棄物等をめぐる新たな課題も生じている。本巻では、環境経済学・環境政策学の最新の研究成果をもとに、循環型社会形成に向けた様々な取り組みのこれまでの到達点とこれからの政策課題を提示する。
目次
序章 循環型社会形成に向けた廃棄物管理と資源循環
第1章 廃棄物政策と法制度
第2章 廃棄物排出抑制の経済政策
第3章 適正処理推進のための制度設計
第4章 廃棄物処理の費用と便益
第5章 リサイクル制度の有効性と課題
第6章 廃棄物の越境移動と国際的な管理
第7章 放射性廃棄物の現状と課題
著者等紹介
鷲田豊明[ワシダトヨアキ]
上智大学大学院地球環境学研究科教授。専攻は環境経済学
笹尾俊明[ササオトシアキ]
岩手大学人文社会科学部准教授。専攻は環境経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。