救国と民主―抗日戦争から第二次世界大戦へ

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  • サイズ A5判/ページ数 412,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000282260
  • NDC分類 125.6
  • Cコード C3322

内容説明

太平洋戦争勃発により新たな段階に突入した抗日戦争の渦中、国民党・国民政府はそれぞれ体制を立て直し、「抗戦建国」の課題に取り組むことになる。それまで日本と単独で戦っていた中国は、第二次世界大戦の反ファシズム戦線の一翼を担うことになると同時に、民主主義国の一員としてふさわしい改革が内外から求められた。延安を中心として根拠地を拡大していった共産党では、毛沢東が党内の権力を確立する。戦争の中での思想動態を、「全国抗戦と戦時体制構築」「持久戦下の国家建設」「第二次世界大戦の中の抗日戦争」「共産党統治地区の思想・運動・展望」「国民政府統治地区の文化と社会」の五章を通して描く。

目次

1 全国抗戦と戦時体制構築(抗日救国十大綱領(毛沢東)
わが軍の南京撤退について国民に告げる書(蒋介石) ほか)
2 持久戦下の国家建設(第一次南嶽軍事会議開会訓辞(抄)(蒋介石)
敵国の陰謀をあばき、抗戦の国策を明らかにする(抄)(蒋介石) ほか)
3 第二次世界大戦の中の抗日戦争―戦後構想へ向けて(戦後中国の責任(抄)(陳果夫)
中国の命運(抄)(蒋介石) ほか)
4 共産党統治地区の思想・運動・展望(学風・党風・文風を正そう(抄)(毛沢東)
国際女性デーに思う(丁玲) ほか)
5 国民政府統治地区の文化と社会(科学と民主;中国アイデンティティを求めて ほか)

著者等紹介

野村浩一[ノムラコウイチ]
1930年生。東京大学法学部卒。立教大学名誉教授

近藤邦康[コンドウクニヤス]
1934年生。東京大学大学院修士課程修了。東京大学名誉教授

砂山幸雄[スナヤマユキオ]
1954年生。東京大学大学院社会学研究科国際関係論専攻博士課程単位取得満期退学。愛知大学現代中国学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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