世界歴史選書
近世パリに生きる―ソシアビリテと秩序

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  • サイズ B6判/ページ数 254,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000268547
  • NDC分類 235.05
  • Cコード C0322

内容説明

都市の秩序を担うのはだれか。都市と王権のせめぎ合いに見る社会的結合関係の変容。

目次

プロローグ 都市に生きる
第1章 閉鎖する都市―一五二五年の危機をてがかりに
第2章 膨張する都市―フォーブール問題をてがかりに
第3章 闘争する都市―民兵隊をてがかりに
第4章 再編される都市―エリートの変容をてがかりに
第5章 揺らぐ都市―武器携行禁令をてがかりに
第6章 改革される都市―ポリス改革をてがかりに
エピローグ 解放された都市

著者等紹介

高澤紀恵[タカザワノリエ]
1955年生。フランス近世史。現在、国際基督教大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MUNEKAZ

8
16~18世紀、王権とローカルな自治がせめぎ合う首都パリにおいて、前者が後者を凌駕し社会秩序を再編するまでを描く。興味深いのはルイ14世治下の王権側が「公共善」を打ち出して、都市の自治を変容していく点。個別的な特権を、公の概念で突破していくのは時代の変化を感じるところ。またユグノー戦争時の「リーグ」を単なるカトリック側とせず、王権に対する都市街区の抵抗運動とするのも面白かった。後年のパリ・コミューンの原型を見るようである。2019/07/02

takao

3
ふむ2024/02/18

陽香

1
200811112016/10/27

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