緑のエネルギー原論

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  • サイズ B6判/ページ数 173,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000248686
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C0036

内容説明

岐路に立つ日本。「あの日」以来、エネルギーの見方から、我々の生き方そのものまで問われている。有限の地球において、原発やエネルギー問題はどうとらえられ、真に重視されるべきこととは何か。成長の果てには何があり、将来世代にわたる幸せはどうすれば実現するのか。今こそ考えたい「そもそも論」を鋭く、深く問い掛ける。

目次

第1章 検証―再稼働に正当性はあるか
第2章 逆風―「原発ゼロ」戦略への反論をめぐって
第3章 俯瞰―エネルギー政策の“そもそも論”
第4章 視座―環境問題からの問いかけ
第5章 岐路―「成長の限界」から持続可能な発展へ
第6章 自立―分権・参加・自治による地域エネルギー経営

著者等紹介

植田和弘[ウエタカズヒロ]
1952年香川県に生まれる。京都大学大学院経済学研究科教授。経済学博士、工学博士。専門は環境経済学。環境問題を通じて工学から経済学へ。「どうなるかではなく、どうするか」をモットーに持続可能な発展について研究している。東日本大震災と福島原発事故をうけて、科学・技術と社会の関係や公共政策の学術的基盤についてもあらためて関心を抱いている。大阪府市エネルギー戦略会議会長、コスト等検証委員会委員をつとめた。現在、総合資源エネルギー調査会基本政策分科会委員、調達価格等算定委員会委員長をつとめている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

21
イチエフ事故に直面して強く感じたことは、生命・安全・エコロジーの絶対性(ⅷ頁)。原発の安全性:危険だが、寄生や技術対策を施して社会が許容できるレベルまで危険を小さくすることの問題(2頁)。過酷事故の場合、周辺住民や原発労働者の安全確保のしくみが、電力会社や地域社会に備わっている必要がある(13頁)。発電コスト推計公式は、次のように修正する必要があるという。(資本費+燃料費+運転維持費+補完費用+環境外部費用)÷発電電力量(32頁)。2015/09/17

takao

1
ふむ2022/04/17

かめ

0
環境と経済の本質を捉えて、日本が進まなければいけない道すじを示してくれている本。バズワードのようになっている持続性について、廃棄物と資源の持続性なのだと具体的な話をしたり、また地域のエネルギー政策から変えていくことが重要だと熱いハートで語ったり、とても魅力のある本だと思う。2024/01/30

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