出版社内容情報
沖縄返還に際して日米間で交わされた「密約」。その存在を日本政府は頑なに否定してきたが、去る４月、情報公開を求める訴訟で、東京地裁は画期的な判決を下した。「機密を開示せよ」。原告の立場から、対米外交の歪みをえぐり出す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
越部社長
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全ての情報を握っている国家に密約を認めさせるのは、想像を絶した困難な戦い。西山氏は人生を賭した裁判で、国に密約の存在を認めさせ、日本の情報公開の歴史に風穴を開けた人で、ジャーナリズム界の偉人と言って良いと思う。ただし、この本は大半が裁判の記録からなっており、この問題の専門家や研究者でない一般読者が「読み物」として手に取るにはちょっとハードな内容でした。2011/02/17
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- 和書
- 情報化白書 〈１９９４〉
