出版社内容情報
グローバル化が急速に進展するなか、「市民」の育成に向け、諸外国の教育はどう取り組んでいるか。
内容説明
「市民」の育成に向けた世界の教育の現状とゆくえ。急速なグローバル化の進展により、教育の役割はどう変わろうとしているのか。新たな教育の形を展望する。
目次
序論 グローバル時代における「市民」の育成
1 グローバル時代の市民形成に対する視座(教育における「グローバル人材」という問い;国際イニシアチブと学力観が描く市民像;政治教育を通した市民の育成)
2 近代化と伝統の狭間での模索(多様なアジアにおけるグローバル市民の育成―教育の「公共性」と「国際化」;ラテンアメリカにおける教育の進歩と課題;アフリカにおける市民形成―ポスト植民地主義と現代の市民性教育)
3 成熟社会における市民形成の課題(揺らぐ「共和国」と市民形成―岐路に立つフランスの挑戦;ジェンダーと市民性―多様化するドイツ社会と家族;グローバル社会における教育の「北欧モデル」の変容)
著者等紹介
北村友人[キタムラユウト]
1972年生。東京大学大学院教育学研究科准教授。比較教育学・国際教育開発論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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