岩波講座 東アジア近現代通史〈2〉日露戦争と韓国併合―19世紀末‐1900年代

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  • サイズ A5判/ページ数 367p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000112826
  • NDC分類 220
  • Cコード C0322

内容説明

日露戦争における日本の勝利は「アジアの勝利」としてアジア諸民族に衝撃を与えたが、他ならぬ日本の韓国併合によって、東アジアの帝国主義分割は完成された。列強の膨張政策に加え、アメリカも東アジア国際政治の舞台へと参入し、既存の秩序や覇権、社会意識にまで大きな変容をもたらした。ナショナリズムや植民地主義が複雑に重なり合うこの世紀転換期の激動に、最新の研究成果で新たな光をあてる。

目次

通史 日露戦争と韓国併合―一九世紀末‐一九〇〇年代
通空間論題(東アジアの覇権と海軍力;ハルビンとダーリニー(大連)の歴史―一八九八年から一九〇三年まで
イギリスのアジア政策)
個別史/地域史(米露日の膨張とアジア;日露戦争の現実と影響;韓国併合の衝撃)

著者等紹介

和田春樹[ワダハルキ]
1938年生。東京大学名誉教授。ロシア史、現代朝鮮研究

後藤乾一[ゴトウケンイチ]
1943年生。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。東南アジア近現代史、日本‐アジア関係論

木畑洋一[キバタヨウイチ]
1946年生。成城大学法学部教授。イギリス現代史、国際関係史

山室信一[ヤマムロシンイチ]
1951年生。京都大学人文科学研究所教授。近代日本政治史、法政思想連鎖史

趙景達[チョキョンダル]
1954年生。千葉大学文学部教授。朝鮮近現代思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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メルセ・ひすい

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14-23 赤28…太平洋戦争と米国の植民地政策 `05の桂・タフト「協定」の解釈で★セオドア・ローズヴェルト⇒米国のフィリピン支配と日本の韓国保護国化を相互に認める――韓国を切り捨てた日本贔屓のアジア外交をしなければ、日本の膨張主義にも歯止めがかかったはず…『父親たちの星条旗』・『インペリア・クルーズ』の著者ブラッドリー曰く。様々な歴史経験の連鎖を通し、新たな東アジア像を描くシリーズ。本書では、日露戦争から韓国併合へと至る時期、欧米露日のアジア政策、その衝撃と影響、植民地体制の完成など2010/12/05

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