岩波ブックレット
いま、日本の米に何が起きているのか

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  • サイズ A5判/ページ数 70p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000094450
  • NDC分類 616.2
  • Cコード C0336

内容説明

「汚染米」が、日常の食のなかに入ってきていた―。なぜ日本は米を輸入しているのか。国内の稲作はどうなっているのか。世界と日本の米の現状、米をめぐる政策や制度、流通、稲作農家や日本酒、和菓子生産者の挑戦など、米最新事情をデータとともにわかりやすく解説。

目次

データから見る日本の米、世界の米
米の複雑な旅路―区分、流通、表示から考える
有機稲作という新たな可能性
酒蔵が米を作る理由
和菓子と米消費拡大の夢

著者等紹介

山本博史[ヤマモトヒロシ]
1937年愛媛県松山市生まれ。東京教育大学大学院文学研究科(社会学)修士課程修了。学術博士。(財)協同組合経営研究所常務理事、東洋大学国際地域学部講師、全国漁協学校講師などを歴任

阿部淳也[アベジュンヤ]
1931年岩手県志和村(現・紫波町)生まれ。岩手阿部製粉(株)(芽吹き屋)会長。岩手大学農学部卒業。中学校講師を4年間務めたのち製粉工場を開業。現在は粉、麺、冷凍和菓子の製造・販売を展開

舘野廣幸[タテノヒロユキ]
1954年栃木県下都留賀郡生まれ。山形大学農学部卒業。自家で農業に従事。NPO法人民間稲作研究所理事、NPO法人日本有機農業研究会理事

牧下圭貴[マキシタケイキ]
1965年熊本県人吉市生まれ。広島大学総合科学部卒業。有機農産物宅配組織勤務を経て、NGO「農と食の環境フォーラム」代表。学校給食ニュース編集責任者、提携米研究会事務局長

渡邉吉樹[ワタナベヨシキ]
1961年新潟県糸魚川市生まれ。東京経済大学経済学部卒業。一般企業に勤務後、87年、合名会社渡辺酒造店(銘柄「根地男山」)へ入社。2001年、代表社員に就任。03年より米作りも手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Luna

9
食べ物が汚染されているとしたら… 怖い 安全なものがいい2018/02/19

SUPERMER

0
問題になっているとはわかっていても、よく知らないままだったりしたのだが、こういう知識がまとまっている本はとても良いと思う。2012/04/27

りんた

0
後半のお三方の文章が印象的でした。大学のお偉い先生方でなく農業の最先端にたちながら日々努力している方々の文章には非常に考えさせられました。最近、思うのですが日本農業に必要なのはマクロ的な農業従事者全体の所得の安定とミクロ的な一人一人の農家の倫理や道徳を守ることなのではないでしょうか?教養とは人間的な心があってこそのものです。農家一人一人を考えない経済政策などきっと害のある教養でしかないのではないでしょうか?そんなことを考えている今日このごろ。2010/11/15

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