出版社内容情報
解析的整数論の大家ジーゲルによる大学での講義録.クンマー理論やクロネッカーの極限公式まで述べた古典の待望の邦訳(全2冊のⅠ).
内容説明
解析的整数論の大家ジーゲルが1963年と1964年にゲッティンゲン大学で行った講義録の待望の邦訳。ゼータ関数などの特別な性質を持った関数によって整数や素数の理論が展開される。第1巻では解析的整数論の基本的な問題を紹介する。とりわけ、ハーディ‐リトルウッドの円周法の解説は貴重である。
目次
1 数論における乗法的問題(素数の分布(導入)
ディリクレの素数定理
約数問題
ディリクレの不連続因子と剰余項をもつ素数定理の証明
リーマンのζ‐関数の関数等式)
2 数論における加法的問題(例;ウェアリングの問題)
著者等紹介
ジーゲル,カール[ジーゲル,カール] [Siegel,Carl Ludwig]
1896年生まれ。フランクフルト大学、ゲッティンゲン大学教授。プリンストン高等研究所教授。1978年ウルフ賞数学部門受賞。1981年没
片山孝次[カタヤマコウジ]
1932年生まれ。1961年東京大学数物系大学院課程修了。理学博士。津田塾大学名誉教授。専攻は整数論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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