出版社内容情報
ヒト知性の源流をさぐる研究の集大成。比較認知科学の到達点を示す。雑誌『科学』より、好評連載「ちびっこシンパンジー」、霊長類学の60年とアイ・プロジェクトの30年の報告を収録。人間の本性が見えてきた!
内容説明
チンパンジーの研究を通じて「人間とは何か」を考える。第1部は、森の中での「野外実験」や、研究所での「参与観察」といったユニークな研究方法を編み出してきた編者による「人間とは何か」のまとめである。第2部には雑誌『科学』の連載「ちびっこチンパンジー」の第1~第100回を収録する。第3部には、霊長類学60年と京都大学霊長類研究所の創立40周年を記念した『科学』の特集を収録し、広い立場から研究の歴史的経緯と現状と、その展開を紹介する。
目次
1 人間とは何か―ちびっこチンパンジーたちが教えてくれたこと
2 ちびっこチンパンジー(母と子のコミュニケーション;母に食物をねだる;子どもたちの「笑顔」;子どもたちと「指さし」;声を介したコミュニケーション ほか)
3 人間の心の進化的起源を探る―チンパンジーの心の研究を通じて(霊長類学の“到達点”―霊長類学60周年とアイ・プロジェクト30周年;チンパンジーから知る自己・他者・身体―チンパンジーから見た世界2.0;経験によって変わる世界の見え方;心の発達と教育の進化的基盤;ことばが生まれる基盤とは ほか)
著者等紹介
松沢哲郎[マツザワテツロウ]
1950年生まれ。1974年京都大学文学部哲学科卒業、理学博士。現在、京都大学霊長類研究所教授・所長。チンパンジーの研究を通じて人間の心や行動の進化的起源を探り、「比較認知科学」と呼ばれる新しい研究領域の開拓に貢献した。日本学術会議会員。紫綬褒章などを受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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030314
マウンテンゴリラ
もー子
kozawa