内容説明
群は、理学や工学で対象の「対称性」を利用して取り扱いを簡略化するのに用いられてきた。結晶内部に電子の振舞いを記述する量子力学や素粒子論、一般相対性理論でも群論は大活躍する。対象の背後に潜む抽象的な構造から、それを具象化した表現論へと見通しよく解説する。群論の基礎から応用までが一望できる入門書。「岩波講座 応用数学」からの単行本化。
目次
第1章 群の構造
第2章 有限群の表現
第3章 位相構造
第4章 連続群
第5章 線形Lie群とLie代数
第6章 連続群の表現
第7章 ルートとウェイト
著者等紹介
江沢洋[エザワヒロシ]
1932年生まれ。学習院大学名誉教授
島和久[シマカズヒサ]
1934年生まれ。東京理科大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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