生きかた上手

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784946491269
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C0095

内容説明

90歳を越えた医師からあなたへの贈りもの。

目次

1 何事もとらえかた次第
2 長生きはするもの
3 寄り添って生きる
4 いきいきと生きる
5 治す医療から癒す医療へ
6 死は終わりではない

著者等紹介

日野原重明[ヒノハラシゲアキ]
1911年山口県に生まれる。1937年京都帝大医学部卒業。1941年聖路加国際病院の内科医となり、内科医長、院長代理、院長を経て、現在聖路加国際病院理事長・同名誉院長、聖路加看護大学理事長・同名誉学長、(財)ライフ・プランニング・センター理事長。佐賀医科大学運営会議委員。笹川記念保健協力財団会長、聖路加ライフ・サイエンス研究所理事長、全日本音楽療法連盟会長。1988年東京都名誉都民。1999年文化功労者。早くから予防医学の重要性を指摘したほか、ターミナルケア(終末期医療)の普及、医学・看護教育などにも尽力。「患者参加の医療」を唱え、また「習慣病」ということばを生み出すなど、つねに医療の変化の先を走ってきた。最近は75歳以上の健やかな「新老人の会」を提唱する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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おくちゃん🌸柳緑花紅

102
どう生きるかということは、どう死ぬかということ。人は誰でもいつかの今日死を迎える。その時私はどんな一言を残すのだろう。老化と老い、老化は避けられないけれど、その受け止め方で老いを生きる姿は変わる。何事も受け止め方次第。病も死も恐れるものではない。病によって気づける何か、人生の長さに価値があるのでもない。生き方にこそ価値がある。財産は残せないが子に孫に残せる生き方をしたい。目標にしたいモデルがここに。ご冥福をお祈りいたします。 2017/08/04

めしいらず

58
人は自分の不幸に過敏で、幸福には鈍感なもの。外からの要因に囚われず、与えられた現実を謙虚に受け入れられたなら、もう幸福は手に入れたのと同然。求めた幸福を得られないのが不幸ではなく、生かされている今から幸福を掬い上げられないその心のありようが不幸なのだ。幸不幸の基準に絶対値はない。それぞれに異なる最適値があるから。健康であることと健康的に生きることは似て非なるもの。氏が説く医療の本当の相手は病でなく人。手当とは文字通り手を介した触れ合い。子供時分の母の手だ。人の心を癒せるのはいつも人の心だと氏は知っている。2017/07/20

Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】

35
日野原先生が広く一般に知られる機会となった雑誌の連載をまとめた一冊だけれど初めて読んだ。表紙に日野原先生の優しい笑顔が素敵。先生が書かれた本かと思ったら、雑誌の編集者が聞き取りをまとめた形式だそうで、広く受け入れられたのは上村直子さんという編集者の力量も大きいんだな、と思った。日野原先生の著作は、勇気をもらえるような言葉にあふれているけれど、この本では、「ものごとは受け止め方ひとつで変わる」というのが印象に残った。京大医学部在学中に結核になって1年間を棒に振った挫折は、医師になってからマイナスどころか(続2018/07/15

じゅき

35
生きること・医療の本質を教えていただいた1冊。年齢を重ねるということを人生の大先輩に教えてもらったと思います。2013/12/12

Willie the Wildcat

34
生きる糧。1人の人間として、そして医師としての気づき。前者で印象に残るのが、「年齢の重ね方」。年齢と共に”味”がでるし、その”味”を楽しむ。後者は「患者の心構え」。「ありがとう」と言える最後、か・・・。次に、”Give & Take”。同感!逆じゃダメなんですよね。この精神は意識したい。氏の人柄を感じる温かみのある一言一言。良い年齢を重ねたいと感じる。2013/01/20

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