目次
1 子どもの願い(子どもが学校に求めるもの;安心感はなぜ必要なのか;教室における安心とは)
2 先生は「お宝」を持っている(「お宝」が眠っていませんか?;学級づくりに特効薬なし;目的意識が飛躍的に力量を高める;アイスブレーキングの場合)
3 安心感をつくる先生のワザ(楽しい雰囲気をつくる;学級にルールをつくる;認め合いをシステム化する;定常的な問題解決の場を設ける;緊張感を持たせる)
4 安心感のもと(あたりまえの日常の質を高める;安全基地の中心にいるのは)
著者等紹介
赤坂真二[アカサカシンジ]
上越教育大学教育実践高度化専攻(教職大学院)准教授。学校心理士。1965年新潟県生まれ。2003年上越教育大学大学院修士課程修了。19年間の小学校勤務を経て、2008年4月より現職。「現場の教師を元気にしたい」と願い、教師仲間と全国「学級づくり改革」セミナーを立ち上げ、全国を飛び回っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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2h35min
2
すぐ読めた。特別なことをするのではなく、「当たり前」の「意味」をきちんと教えること。2021/07/29
mori
1
教室に安心感が足りないのでは?と思い手にする。問題行動をおこす子についての分析には納得。関係づくりを行うとき、目的意識をもって取り組むこと、よいと思うことやあたりまえのことの質を高め、続けて行うことが大切と筆者は言う。自分自身が安心感をもっていなければ、子どもや教室に安心感を作ることが難しいだろう。実践を学んだり、考えたりすることも大切だが、今あるもの、自分ができていることを見つけて続けていきたい。ゆっくりでいいじゃないか、と自分を励ます。2014/05/26
ぴーたん
0
2006年の調査では、学校がどんな場所であったらいいと思うかという問いに対して「ほっとしたり、楽な気持ちになれる」学校を望む割合が高くなっている。子どもにとって学校は「ほっと出来る場所」ではなくなっている。学習面に困難を感じる以外にも、友人関係に多大なエネルギーを使って生活している子どもたちも多い。日本の子どもは孤独感を感じている割合が諸外国に比べて高い上、親は過保護ではなく無関心だと考えているので注目して欲しいという欲求がネガティブに現れることもある。安心感のある学級を作りたいけれど、なかなか難しい。2014/07/11
tk
0
成功には失敗が必要。だが安心がなければ失敗もできない。2014/08/05