カール・シュミットの挑戦

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  • サイズ A5判/ページ数 300,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784938662851
  • NDC分類 311.234
  • Cコード C3031

目次

序 シュミットの挑戦
第1章 カール・シュミットの決断主義
第2章 ポスト‐政治の時代におけるカール・シュミット
第3章 カール・シュミットと自由民主主義のパラドックス
第4章 カール・シュミットと「世界統一」
第5章 国家への信頼の回復
第6章 カールからカールへ―マルクスの読者としてのシュミット
第7章 カール・シュミットとマックス・アドラー―政治とデモクラシーの非両立性
第8章 カール・シュミット対マックス・ヴェーバー―法的合理性と経済的合理性
第9章 政治的秩序と民主主義―カール・シュミットとその影響
第10章 カール・シュミットとヨーロッパ法学

著者等紹介

ムフ,シャンタル[ムフ,シャンタル][Mouffe,Chantal]
政治理論。ウェストミンスター大学教授(イギリス)

古賀敬太[コガケイタ]
大阪国際大学法政経学部教授。博士(法学)

佐野誠[サノマコト]
奈良教育大学教育学部教授。博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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やまやま

5
人民主権に基づく国家は、法に従属し、代表制的立法議会によって決められた目的の執行者となるが、これは「政治」ではない。政治とは、集団が敵対関係に置かれ、それぞれが他方を和解不能な戦うべき敵として認識されたときに、初めて出現する現象という定義を為す。この「敵対理論」を極端とみるか、合点がいくかがシュミット理論に傾くかどうかの一つの分水嶺である。編者シャンタル・ムフは左派の理論家ではあるが、人民投票的な民主主義観と官僚制的な大衆政党の台頭が、ポピュリズムか独裁かというジレンマを生むことに注目している。2019/08/20

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