内容説明
お金を貯めなくても、誰もが安心して暮らせる社会をつくるために…。生活クラブ運動が歩んだ30年。この愚かな国に「待った!」をかけた大勢のしなやかな女性たちが繰り広げる、新しい市民の社会とは?NGO、NPO、市民運動のみならず、地域ビジネスや市民事業、起業、市民政治、地域介護など、市民社会組織の創造と発展を目指す人々にとって、本書は有効な実践的ヒントと提案に満ちている。
目次
第1章 横田克巳、生活クラブ運動三十年
第2章 班別予約共同購入の思想
第3章 ワーカーズ・コレクティブをつくろう
第4章 神奈川ネットワーク運動のめざすもの
第5章 参加型福祉とコミュニティ・オプティマム
第6章 生き方・死に方と、老後のあり方
第7章 市民のつくる政府とオランダ・モデルに学ぶ
著者等紹介
横田克巳[ヨコタカツミ]
1939年茨城県土浦市生まれ。1971年、みどり生協(のちに生活クラブ生協・神奈川)を創り、初代理事長に就任。以後、1992年退任までの21年間に、石けん運動や資源再利用運動などの社会運動をはじめ、ワーカーズ・コレクティブ、神奈川ネットワーク運動、参加型福祉といった、参加型システムによる運動・事業を行い、これらの実体化を主導した。2002年現在、福祉クラブ特別顧問、神奈川大学非常勤講師、生活クラブ生協・神奈川名誉顧問、神奈川ネットワーク運動及び神奈川ワーカーズ・コレクティブ連合会顧問等を兼任
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