内容説明
本書の目的は二つある。一つは、80年代後半からようやく日本の社会学のなかにおいて存在が認められるようになった「フォーマル・セオリー」について紹介することにある。もう一つの目的は私が長年関心をもって展開してきた「階層のイメージ」とそれに関連する問題について、これまでのもっぱら理論的成果をまとめて述べることにある。
目次
第1章 フォーマル・セオリーの系譜
第2章 フォーマライゼーションとモデル構築
第3章 階級・階層とそのイメージ
第4章 階層概念のフォーマライゼーション
第5章 構成イメージ・モデル
第6章 モデルの分析と理論的帰結
第7章 分布イメージ・モデル
第8章 FKモデルの検証
補章 再び、フォーマル・セオリーとは何か
付録 吸収マルコフ連鎖とその基本行列の確率論的解釈
著者等紹介
高坂健次[コウサカケンジ]
1944年生まれ。1967年、関西学院大学社会学部卒業。大阪大学大学院文学研究科博士課程中退。ピッツバーグ大学大学院博士課程卒業。Ph.D.現在、関西学院大学社会学部教授。専攻は理論社会学、数理社会学、社会意識論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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