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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
根本隼
2
ベラスケスの「侍女たち」に関する考察が秀逸だと思いました。ルネサンスを経て自由学芸へと昇華した絵画の描き手であるベラスケスの矜持と、アポロンやアテナの神話を媒介として示した自省の共存がとても興味深かったです。2016/10/30
amplecutter
0
表層を巡り巡る本。読みながらくらくらした。襞についてのくだりが特に面白い。内臓を掻き分けども新たな表層が現れるばかりなのは、まさにその通り。皮膚にはじまり内臓を通過し血液/骨髄礼賛で締め括られるホイットマンの詩は一度読んでみたい。しかしこの本に限った話じゃないけど、本当に何でも男根とか性交の隠喩ってことになるんだな。2012/06/10