内容説明
あらゆる「縁起的なるもの」を捕捉し、系統解剖学のごとく体系化することで、縁起研究を宗教研究の補助手段から解放し、文化学の要部へと位置づける。
目次
1 寺社縁起の生成と展開
2 変容する寺社縁起
3 縁起の機能―鎮魂と救済
4 女性文化圏と縁起
5 演じられる縁起・道具としての縁起
シンポジウム 「縁起学」の可能性
著者等紹介
堤邦彦[ツツミクニヒコ]
1953年生。京都精華大学教授。近世日本文学・説話研究
徳田和夫[トクダカズオ]
1948年生。学習院女子大学教授。中世日本文学・お伽草子・絵巻・民間説話・比較文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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