内容説明
稀代の作家・曲亭馬琴にとって、演劇はどのような存在であったのか。馬琴や山東京伝など、江戸後期の戯作者たちを取り巻く当時の演劇界・出版界を横断的に、かつ立体的に捉えなおすことで、馬琴創作活動の核心に迫る。“資料”歌舞伎台帳『園絶恋組題』黄表紙『加古川本蔵綱目』全文収録!
目次
序章
第1章 馬琴の小説観と演劇観
第2章 京伝・馬琴と読本の演劇化
第3章 読本演劇化をめぐる演劇界・出版界の諸相
第4章 馬琴と国家
第5章 馬琴と動物
附篇
著者等紹介
大屋多詠子[オオヤタエコ]
1976年生。1999年、東京大学文学部卒業。2007年、東京大学大学院博士課程満期退学。2009年、博士号(文学・東京大学)取得。東京大学文学部国文学研究室助教を経て、青山学院大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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