井上靖未発表初期短篇集

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井上靖未発表初期短篇集

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  • サイズ 46判/ページ数 280p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784909544049
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

昭和の文豪、知られざる二十代の軌跡
作家の死後、自宅から発見された文壇デビュー前の草稿群を初公刊。
雑誌の懸賞小説用と思われる作品は、ユーモア・ミステリ・時代物と多彩なジャンルで、まだ大学在学中であった井上靖のバイタリティと才気が溢れている。
未発表のまま長くしまわれていた、戦後唯一の戯曲「夜霧」(後の作風にも通じる、シリアスな作品)も併せて収録。


目次

Ⅰ ユーモア小説
昇給綺談
就職圏外

Ⅱ 探偵小説
復讐
黒い流れ
白薔薇は語る

Ⅲ 時代小説
文永日本

Ⅳ 戯曲
夜霧

翻刻・校訂にあたって──各作品の特記事項
解説──小説「猟銃」への序章 高木伸幸
未発表初期作品草稿解説 曾根博義


著者
井上靖(いのうえ・やすし)
1907年旭川市生まれ。京都帝国大学文学部を36年に卒業後、毎日新聞大阪本社へ入社。50年「闘牛」で芥川賞受賞後、毎日新聞社を退社し、以降数々の名作を執筆する。『天平の甍』で芸術選奨文部大臣賞、『氷壁』で日本芸術院賞、その後も毎日芸術大賞、野間文芸賞、読売文学賞、日本文学大賞などを受賞。76年文化勲章を受章。

編者
高木伸幸(たかぎ・のぶゆき)
1966年埼玉県生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。ラ・サール中学校・高等学校教諭をへて、2009年より別府大学准教授、2014年より教授。専攻は日本近現代文学(主に井上靖や梅崎春生)、昭和文学史、戦後文学、国語科教育法。著書に『井上靖研究序説──材料の意匠化の方法』(武蔵野書房、2002年)『梅崎春生研究──戦争・偽者・戦後社会』(和泉書院、2018年)。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どりーむとら   本を読み深めたい

13
 短編で読みやすい作品。読み終わってから、そういう結論だったのかと思わず納得してしまうお話が多かった。最初の話に出る細君はすごい、社長を殴って辞めて恋なんて今の人にはいないだろうな。また、奥さんを寝取った男に仕返しをする芸術家は少し恐ろしい、自分の妻を寝取った男にどんな顔をして話しただろう、でもこんな人はいそう、くわばらくわばら。元寇に関する話では、仇の相手を国のために自分の弟を犠牲にしても生かしておくというのはあっぱれだと感じた。仇の孫娘にもっと動いてほしいと感じた。2024/04/15

mawaji

8
全作品を読んでいるわけではありませんが世の中の全ての人にお勧めしたい井上靖ですが、まだ駆け出しの頃や未熟と思われる時期の文章というのも読んでみたく手にとりました。ユーモア小説はちょっと意外だったし、同じモチーフで書き比べてみた探偵小説や、戦争中や戦後の空気感が漂う物語などどれもとても興味深く感じられました。やはりデビューしていきなり完成されていたわけではなく、それなりに習作を重ね、江戸川乱歩などの大御所の影響も受けつつ様々なペンネームで大衆文芸誌に応募し「井上靖」が形作られていったということなのでしょう。2019/05/19

hirayama46

3
井上靖の全集にも未収録だった、別名義で発表された作品も含む短編集。本格デビュー後にも通じる雰囲気のある時代小説・戯曲も良かったですが、のちの作品とは一風違った魅力のある探偵小説・ユーモア小説が興味深かったです。特にユーモア小説は獅子文六にも近い大らかさがあって愉快でした。生真面目なイメージとは一風変わった小説でした。2019/06/29

turtle

2
高校生の頃にはまった井上靖の作品を久々に読みました。 しかも、初期のペンネームで書いていた時代の作品ということで、巨匠の辿った軌跡をかいまみることが出来、なかなか興味深い短篇集でした。 2019/06/28

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