内容説明
増え続ける“登校拒否”と“特別支援学級”、心の病で休職、「やってられない」と退職する教員たち…終わりなき“学力競争”が教育現場をここまで荒廃させている。2019年まで小学校教員を務めた著者が、安倍政権下での国家主義に基づく“超管理教育”の危うさを訴え、さまざまな角度から“学び”の本質を問い直した、教師・保護者必読の書。
目次
第1章 四〇年で小学校教育はこんなに変わった(“七五三教育”の時代;“ゆとり教育”の時代;「日の丸・君が代」論争について;二〇一一年の大転換)
第2章 知られざる小学校の行事と驚きの教育内容(小学校の三大行事と自治的諸活動;無理難題だらけの「学び」;現在の「学び」をまとめてみると)
第3章 日本の教育史から「学び」を考える(前近代の教育;近代の教育;戦後教育)
第4章 ブラック化する現代教育(教育制度はどう変えられたか;「学び」の内容がどう変えられたか)
第5章 保護者に知っておいてもらいたいこと(終わりなき「点数学力」戦争;保護者には批判力が必要)
著者等紹介
平山裕人[ヒラヤマヒロト]
1958年、北海道小樽市生まれ。北海道教育大学卒。1981年から小学校教員となり、北海道内の小学校数校に勤務したのち2019年に“平教員”のまま定年退職。現在、小樽市の自宅でひっそりと私塾を経営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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