“ミリオンカ”の女―うらじおすとく花暦

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  • サイズ 46判/ページ数 435p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784909281074
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

名作『函館水上警察―ウラジオストクから来た女』の“正編”とも言えるもう一つの“物語”。

著者等紹介

高城高[コウジョウコウ]
1935年、北海道函館市生まれ。東北大学文学部在学中の1955年、日本ハードボイルドの嚆矢とされる『宝石』懸賞入選作『X橋付近』でデビュー。大学卒業後は北海道新聞社に勤めながら執筆を続けたが、やがて沈黙。2006年『X橋付近 高城高ハードボイルド傑作選』で復活を遂げ、08年“高城高全集”を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

59
函館水上警察シリーズ『ウラジオストクから来た女』に登場するお吟を主人公にした話。彼女を害しようとする者と助けようとする者が交互に現れ複雑な育ち方をしたお吟は、ウラジオストクでも注目の的。明治時代、売られて、騙されて、この街の花街に身を置くようになった日本人女性は、少なくなかったという。お吟の目は、金持ちだけでなく貧しい人々の生活にも向けられているが、そこには日露戦争直前の極東の街の微妙な騒々しさも浮き彫りになっている。2020/08/23

rosetta

9
★★★★☆『函館水上警察』『ウラジオストクから来た女』の続編。前2作は未読だが良い評判は聞いている。『夜明け遠き街よ』は吐き気がするような話だったが。1890年代のウラジオストク。函館で生まれ幼くしてウラジオストクの売春宿に売られアメリカから帰化した裕福なロシアの商会に養子になったお吟。日露戦争前の国際都市の雰囲気がよく出ていて映画を観ているようにどっぷり浸れた。ミリオンカはウラジオストクのスラムのこと。2018/07/13

moonanddai

8
「ウラジオストックから来た女」の続編というか「正編」という位置づけ。なるほど函館の町をさっそうと闊歩した「お吟」はウラジオの町でも相当の顔役らしい。19世紀末、ロンドンではシャーロック・ホームズが犯罪と対峙し、東洋、ロシアや日本などでも犯罪が跋扈する。このところ個人的に「洋の東西を問わず」という言葉が気になっています。世界の動きというか、大きく言って「歴史」といったものは、ヨーロッパだろうとどこだろうと、まさに洋の東西を問わず一つの大きな流れの上に乗っかっていると思っているのですが…。2018/10/14

あざみ

6
作品の世界に入り込むのに、少し時間がかかりましたが、入り込んでしまえば、ぐいぐいとひきつけられました。ウラジオストクが魅力的に描かれ、函館に似た雰囲気なのかと想像しました。お吟と由松の活躍が痛快で、悲しい事や辛い事があっても引きずらないのが良いです。感傷に流されない、ハードボイルドな描き方がウラジオストクの街にぴったりな気がします。 2018/09/01

暗中無策

3
高城高の本は初めてだったが、丹念に調べたうえで執筆されており、19世紀後半のウラジオストクやその周辺、函館の様子が丁寧に描写されている。住んでいる人々、多様な人種、習俗や街中の様子、植生の状態などが物語の展開に合わせて詳しく書かれている。読みながらその時代にタイムスリップしたような感覚になった。ミステリーというよりは抒情性の高い、また、歴史的な色彩を帯びた格調の高い文学になっていると感じた。2018/05/14

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