猫のミーラ

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  • サイズ B5変判/高さ 24cm
  • 商品コード 9784909237446
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

著者等紹介

井上奈奈[イノウエナナ]
画家・絵本作家。京都府舞鶴市生まれ。16歳のとき、単身アメリカへ留学、美術を学ぶ。武蔵野美術大学卒業。国内外での個展やアートフェアにて作品発表を続け、近年は絵本作品を発表。2017年には著作の絵本『ウラオモテヤマネコ』『くままでのおさらい』の二作品が舞台化。2018年、絵本『くままでのおさらい』特装版がドイツライプツィヒにて開催された『世界で最も美しい本コンクール』にて銀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

75
井上奈々さん初読み。表紙の緑と赤の色使いがいい。フリーダと猫のミーラの物語。「きょう、フリーダは眉毛を剃りました。Today, Frida shaved her eyebrows.」からさかのぼる、猫と過ごした日々。昨夜、1週間前、1ヶ月前、半年前、1年前、、、いろんなことがあって今日という1日が成り立っているのです。15年には存在しなかったふたり。今日という日も、いつの日か振り返る時がくるのです。猫ちゃんは古代エジプトの時代から大事にされてきたんです。表紙の背景が赤いバージョンもあるらしい。装丁もいい。2020/07/04

ぶんこ

50
15歳のフリーダと飼い猫ミーラとの9年間が描かれていて、ページを進むごとに過去に遡っていき、最後のページはフリーダが生まれた15年前となっています。フリーダとミーラが唯一無二の間柄というのが胸に迫る内容で、特にフリーダが旅行に出ている間、ほとんど食事を摂らず、玄関で待っていた6年前。失恋したフリーダに寄り添ってゴロゴロ言ってくれた1年前。そして最初のページで、フリーダが眉を剃りましたとある深い意味が最後まで読んでわかるのです。猫好きとしては共感してウルっときました。2022/02/19

こまり

26
昨日何気なくネットを見ていたらマルジナリア書店でセールになっていたので、思わずポチッとしたら今日届いた。しかも素敵なおまけと共に。透けている最初のページの絵が良い。全編渋い金と銀と赤で描かれている絵に魅了された。「きょう、フリーダは眉毛をそりました」から始まり頁をめくる毎に過去に遡っていく。そして最後の方でその意味がわかり、胸が詰まる。そして最後から読み返し、もう一度最初から読んだ。ずっと一緒に過ごしてきたフリーダと猫のミーラ。死を悼む気持ちがひしひしと伝わってきた。(思わずフリーダカーロを検索した。)2021/05/27

ふう

23
初版20200222。今日20240223。猫の日から1日遅れたが、ぴったりの本に出会えた。冒頭の1行が謎で、11年前まで遡ってその意味を知る。金・銀・臙脂・白の色遣いが美しく、気品ある白猫の佇まいが自ずと浮かんでくる。大人の絵本。2024/02/23

る*る*る

17
読後に意味が分かり、飼い主フリーダのミーラへの愛情が深く伝わる✨2020/04/07

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