出版社内容情報
地球上のどこに出かけても、その土地の人々が何らかの「祭り」と呼ぶことができる営みをしています。
しかし人々が「祭り」に託す願いや期待する機能は、その「祭り」を営む地域ごと、民族ごとに異なります。本書では、比較文化学の視点から世界の祭りをみることで、それを営む人々の民族性と地域性を読み解きます。
◆座談会?「祭りが現在に伝えるもの──世界の多彩な祭りの歴史・意義・構造」
大森重宜+小磯千尋+小西賢吾+アヒム・バイヤー+
本康宏史+山田孝子+ジェームス・ロバーソン
◆論考「人々は祭りに何を託してきたのか──「祭り」の意味にみる多様性と共通性」
山田 孝子
◆座談会?「祭りに浮かび上がる民族性と地域性──崇敬・禁忌・願望・生業・技術」
大森重宜+小磯千尋+小西賢吾+本康宏史+
山田孝子+ジェームス・ロバーソン
◆論考「ガネーシャ祭礼の歴史にみる祭りの力──公共祭礼化がもたらした可能性」
小磯 千尋
◆論考「『百万石まつり』の祭神にみる加賀藩意識──藩祖利家の神格化と維新後の再生」
本康 宏史
◆座談会?「祭りと地域アイデンティティの行方──コミュニティを維持する知恵と思想」
大森重宜+小磯千尋+小西賢吾+アヒム・バイヤー+
本康宏史+山田孝子+ジェームス・ロバーソン
◆論考「『あつまり』と『つながり』の場としての祭り──コミュニティの維持・再生につながる力」
小西 賢吾
◆論考「青柏祭曳山行事をつなぐ祭礼組織と曳行技法──日本最大の山車に共存する神聖性と遊戯性」
大森 重宜
山田 孝子[ヤマダ タカコ]
著・文・その他/編集
小西 賢吾[コニシ ケンゴ]
著・文・その他/編集
大森重宜[オオモリ シゲノリ]
著・文・その他
ジェームス・ロバーソン[ジェームス ロバーソン]
著・文・その他
小磯 千尋[コイソ チヒロ]
著・文・その他
本康 宏史[モトヤス ヒロシ]
著・文・その他
アヒム・バイヤー[アヒム バイヤー]
著・文・その他
内容説明
いつ、どこで、誰とともに、何を敬い、何を祓い、何を願うのか。祭りでの神事・行事には、それを営む民族や集団の価値観・世界観が反映されています。世界の多様な祭りの諸相を観察し比較することで、民族や集団の特徴を探ります。
目次
座談会1 祭りが現在に伝えるもの―世界の多彩な祭りの歴史・意義・構造
論考 人々は祭りに何を託してきたのか―「祭り」の意味にみる多様性と共通性
座談会2 祭りに浮かび上がる民族性と地域性―崇敬・禁忌・願望・生業・技術
論考 ガネーシャ祭礼の歴史にみる祭りの力―公共祭礼化がもたらした可能性
論考 「百万石まつり」の祭神にみる加賀藩意識―藩祖利家の神格化と維新後の再生
座談会3 祭りと地域アイデンティティの行方―コミュニティを維持する知恵と思想
論考 「あつまり」と「つながり」の場としての祭り―コミュニティの維持・再生につながる力
論考 青柏祭曳山行事をつなぐ祭礼組織と曳行技法―日本最大の山車に共存する神聖性と遊戯性
著者等紹介
山田孝子[ヤマダタカコ]
金沢星稜大学人文学部教授/京都大学名誉教授。専門:文化人類学、比較文化学。研究テーマ:チベット系諸民族の宗教人類学的・民族誌的研究、琉球諸島・ミクロネシアの自然誌的研究、アイヌ研究、シャマニズム、文化復興、エスニシティ
小西賢吾[コニシケンゴ]
金沢星稜大学教養教育部准教授。専門:文化人類学。研究テーマ:宗教実践からみる地域社会・共同体論。チベット、ボン教徒の民族誌的研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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