ゲンロン 〈8(2018 May)〉 特集:ゲームの時代

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ゲンロン 〈8(2018 May)〉 特集:ゲームの時代

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  • サイズ A5判/ページ数 344p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784907188252
  • Cコード C0010

出版社内容情報

ケ?ームという新しい技術あるいはメテ?ィアは、いかにわたしたちの生と認識を規定しているのか。国際色豊かな連載も充実。ケ?ームという新しい技術あるいはメテ?ィアは、いかに21世紀を生きるわたしたちの生と認識を規定しているのか。 その連関を探る、ゲンロン史上最大の大型特集!



井上明人・さやわか・黒瀬陽平・東浩紀による50ページ超の共同討議に加え、 『ペルソナ』シリーズを手がけた橋野桂、インディーズゲーム向けプラットフォーム「PLAYISM」を立ち上げたイバイ・アメストイへのインタビュー、 さらに吉田寛の「ゲーム的リアリズム」論、アレクサンタ?ー・R・キ?ャロウェイの翻訳論文等を掲載。 そして特別付録には充実のケ?ーム史年表と膨大なキーワート?集。

ロシアの批評誌『青いソファ』編集長エレーナ・ヘ?トロフスカヤ、哲学者オレク?・アロンソンへのインタヒ?ューも特別掲載。 現代タイのカリスマ作家プラープダー・ユン、東アジア思想の精鋭・許?(ホイ・ユク)など国際色豊かな連載も充実。

二一世紀の『侍女たち』を探して 東浩紀



特集 ゲームの時代

[共同討議]メディアミックスからパチンコへ――日本ゲーム盛衰史1991-2018 井上明人+黒瀬陽平+さやわか+東浩紀

[補遺]視点、計算機、物語――斜めから見るゲームの時代 黒瀬陽平+さやわか+東浩紀

[論考]メタゲーム的リアリズム 吉田寛

[論考]現代美術の起源――二重化された視覚の系譜 黒瀬陽平

[論考]ボタンの原理とゲームの倫理 さやわか

[論考]ゲームはどのように社会の問題となるのか 井上明人

[インタビュー]経験装置としてのJRPG 橋野桂 聞き手│さやわか+東浩紀

[インタビュー]ゲームは黒澤明を求めている イバイ・アメストイ 聞き手│黒瀬陽平

[コラム]日本国外のヴィジュアルノベル ランディ・アウ 訳│坂上秋成

[論考]ゲーム的行為、四つのモメント アレクサンダー・R・ギャロウェイ 訳・解題│松永伸司

[キーワード]ゲームの時代 一〇の論点(前) 今井晋

[付録]ゲームの時代1991-2018年表



特別掲載

[インタビュー]レーニン、収容所、ポストモダニズム――ロシア現代思想の最前線

 オレグ・アロンソン+エレーナ・ペトロフスカヤ 聞き手│東浩紀 訳│上田洋子



連載

[集中掲載]中国における技術への問い――宇宙技芸試論 序論(2) 許?(ホイ・ユク) 訳│仲山ひふみ

[随筆]新しい目の旅立ち[第5回] プラープダー・ユン 訳│福冨渉

[論考]独立国家論[第7回] 都市か農村かで眺める連合赤軍事件 速水健朗



コラム

軍歌は世界をどう変えたか #9 湘南藤沢の鵠沼海岸と「義勇軍行進曲」 辻田真佐憲

タイ現代文学ノート #6 「文学賞」の終わり 福冨渉

賭博:夢:未来 #20 「信用」のセキュリティ・ホール 市川真人



創作

ディスクロニアの鳩時計 午後の部 ? 海猫沢めろん



English Translations and Abstracts

東 浩紀[アズマ ヒロキ]
編集

井上 明人[イノウエ アキト]
著・文・その他

黒瀬 陽平[クロセ ヨウヘイ]
著・文・その他

さやわか[サヤワカ]
著・文・その他

吉田 寛[ヨシダ ヒロシ]
著・文・その他

橋野 桂[ハシノ ケイ]
著・文・その他

イバイ・アメストイ[イバイ アメストイ]
著・文・その他

ランディ・アウ[ランディ アウ]
著・文・その他

坂上 秋成[サカガミ シュウセイ]
著・文・その他

アレクサンダー・R・ギャロウェイ[アレクサンダー アール ギャロウェイ]
著・文・その他

松永 伸司[マツナガ シンジ]
著・文・その他

今井 晋[イマイ シン]
著・文・その他

オレグ・アロンソン[オレグ アロンソン]
著・文・その他

エレーナ・ペトロフスカヤ[エレーナ ペトロフスカヤ]
著・文・その他

上田 洋子[ウエダ ヨウコ]
著・文・その他

許 ?[ホイ ユク]
著・文・その他

仲山 ひふみ[ナカヤマ ヒフミ]
著・文・その他

プラープダー・ユン[プラープダー ユン]
著・文・その他

福冨 渉[フクトミ ショウ]
著・文・その他

速水 健朗[ハヤミズ ケンロウ]
著・文・その他

辻田 真佐憲[ツジタ マサノリ]
著・文・その他

市川 真人[イチカワ マコト]
著・文・その他

海猫沢 めろん[ウミネコザワ メロン]
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

24
今までのGenronと決定的に違うのは、ゲームという題材に学問的積み上げが無く、参照項が存在しないことにあります。したがって、読み易い。先行者のマウンティングも無く、よく分からない論考を読んで、残った情報量がゼロであっても気にしないことが肯定される、非常に解放的な言論空間になっています。ただし、それだけで特集を組むはずは無く、ゲームに積極的な意味を与えています。巻頭言で述べられているのは、作品分析とそこからみえる社会分析の両者をつなぐ表象文化論という考え方は、美術や映画の分析に用いられてきましたが、それら2018/06/04

たばかる

11
「若者が手に取りやすいようなテーマ」であると東は自覚しているようだが本書を読み進めるのは並な知性が必要であると思うほど、よく調査分析されている。社会的ファクターとしての「ゲーム」はもとよりゲーム産業の盛衰まで簡素にまとめられていた。例として上がる固有名詞の大半は馴染みのないものであったが©️もふんだんに取り入れられていたので想像できる部分もあった。2018/08/09

kenitirokikuti

9
表象文化論(Studies of Culture and Representation)は、日本では80年代後半に東大教養学部教養学科に分科が置かれた。大雑把には「記号(シンボル)学」と理解して良いようだ。東氏は、創作と批評(読み)を統一的に扱えないか、みたいな思いを抱いている感じ▲個人史語りと集合的な歴史の束を同時代性で接着しており、「ゲームを語ってみた」であり、ゲームが語られてる感を受けにくかった。一番意味がある情報は、若い世代はあまりゲーム語りしない、なのではないか?2018/06/30

センケイ (線形)

5
現実との相互作用や対応関係についてもこれほど多くの観点があると分かり、個人的に嬉しさをかみしめつつ、今や必要に迫られているという感を得る。今となってはゲームを用いた例えも頻繁に使われるわけだが、その意義、あるいは弱点についても、より高次の所から問い直されてると言えるのだろう。このような現実のありかたは、風刺のようなメタゲームによって再度捉え返されつつあるようである。ゲームと現実の関係はどうか。複雑化した社会とどう相互作用していくべきか。ゲームが示唆することは予想を超えてさらに多いようなのだ。2018/08/31

蛭子戎

5
ゲームをやらなくなって10年以上経つが完全に浦島太郎と化していて出てくる作品ほとんどやったことがないし専門用語も分からなかったがゲーム業界の今がわかって良かった。ゲームの世界は日本がダメとかFPSが世界で流行とか単純な話では全然なくて多極化してより複雑になっているみたいだ。2018/07/03

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