内容説明
分断状況の深層を「分断体制」という独自の概念で浮き彫りにし、南北統一の完成された姿を単なる国土の統一ではなく「分断体制の克服」に求め、その実現へ向けての韓国を代表する知識人の思想的営為。
目次
分断体制克服運動の日常化のために
IMF時代の統一事業
金日成主席死亡直後の朝鮮半島情勢と分断体制論
民族文学論・分断体制論・近代克服論
分断体制の克服と生態学的想像力
改革文化と分断体制
ドイツと朝鮮半島の統一に関するハーバーマスの見解
21世紀の韓民族共同体の可能性と意義
金暎浩氏の分断体制論への批判に関して
六月民主抗争の歴史的意義と十周年の意味
朝鮮半島の平和統一のための新しい発想
六・一五宣言以後の分断体制克服作業
著者等紹介
李順愛[イスネ]
1953年、大阪府生まれ。現在、富山国際大学人文社会部助教授
文京沫[ムンギョンス]
1950年、東京都生まれ。現在、立命館大学国際関係学部教授
鄭章淵[チョンジャンヨン]
1952年、佐賀県生まれ。現在、駒沢大学経済学部教授
朴一[パクイル]
1956年、兵庫県生まれ。現在、大阪市立大学経済学部教授
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