内容説明
厳しい自然条件を逆手に取った長野県民の知恵とズク。明治・大正期の輸出を牽引し全国首位を独走した長野県の蚕糸。
目次
第1章 「蚕糸王国」はどのように生まれたか(蚕糸業とはどういう産業か;長野県は本当に「蚕糸王国」だったのか ほか)
第2章 統計に見る勃興期の蚕種・養蚕・製糸(幕末・明治初頭における輸出の花形「蚕種」;戸数・桑園・繭生産とも全国首位の「養蚕」 ほか)
第3章 厳しい自然を生かした信州の蚕糸(千曲川の洪水を生かした上田小県;厳しい自然が育んだ黎明期の諏訪製糸業 ほか)
第4章 製糸最盛期の輝きと陰り(佐久の豪農らが設立した第十九銀行と製糸金融;製糸最盛期を駆け抜けた須坂の山一・山丸 ほか)
著者等紹介
新津新生[ニイツアラオ]
1940年東京神田に生まれる。1964年東京教育大学文学部史学科を卒業し、長野県飯山北高校に赴任。以後上田・伊那弥生ヶ丘・望月・屋代・上田東高校を経て長野県立歴史館に勤務、2001年3月退職。1992年に上田小県近現代史研究会設立に参加して事務局を担当。2003年信州現代史研究所を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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