内容説明
神話と昔話と縄文図像の深層を抉る、始原の解像力によって、列島文化の最古の神話像に照準する。
目次
むさぼる死と人喰い―日本の昔話における神話像の変遷について
縄文時代の若干の宗教的観念について―カール・ヘンツェの想い出に
「逆さに逆さに…」―ある古代日本の呪術行為について
ハラへの本来的意味について
逆剥―天の斑駒を「逆さに剥ぐこと」
天の御柱と八尋殿についての一考察
『万葉集』における死―死者―死者の世界
いわゆる原神道についての若干の覚え書き
初期日本の価値基準
機を織る女神