内容説明
日本のすべての教師に勇気と自信を与えつづける永遠の名著!技術があれば授業がうまくなり、子供たちは学校が好きになる。
目次
第1章 授業の原則(趣意説明の原則;一時一事の原則 ほか)
第2章 教師の技量(子供に好かれる教師;子供が教わりたい教師 ほか)
第3章 授業の腕を上げる法則(根拠をもって実態をつかめ;教師の技量を向上させる常識的方法 ほか)
第4章 新しい教育文化の創造(「授業分析・授業解説」の力を付ける;教師の共通問題への挑戦 ほか)
著者等紹介
向山洋一[ムコウヤマヨウイチ]
東京都生まれ。68年東京学芸大学卒業後、東京都大田区立小学校の教師となり、2000年3月に退職。全国の優れた教育技術を集め、教師の共有財産にする「教育技術法則化運動」TOSS(トス:Teachers’ Organization of Skill Sharingの略)を始め、現在もその代表を務め、日本の教育界に多大な影響を与えている。日本教育技術学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッキー
14
教育実習なうなんだが先生に勧められて読んだ。私でも実践できそうなことがたくさん書かれていた。読んで損はなかった。2016/06/07
BB
8
無能な教師への説教感、抑えきれない自分の実績の自慢には、食傷気味ではあるけれど、法則はすごい。必要と思われるところだけを、マークしているので、自分の経験則と合わせて、まとめあげる。1番の自分の中での変換は、定石を踏まえて、非定石を作っていくのではなく、いくつもの定石を組み合わせることが、非定石になるということ。これなら、後輩たちに伝えていける。2023/10/09
しずかな午後
7
教育史上最も売れた本であるという、教育技術の古典。もとは1985年出版だが、提示される「授業の原則」は全く古びていない。向山氏は、教育に「江戸しぐさ」「EM菌」等のオカルトや疑似科学を持ち込んだ主犯として批判されるべき人物だが、その教育技術法則化運動は今でも新鮮だ。優れた教師による授業から、他の教師にも再現可能な「技術」を抽出し、その「技術」を共有すべきだ、という理念は傾聴に値する。2022/10/01
abekinu
7
教師向けの本ですが、企業にも通じるところがあるよと友人に勧められ読んでみました。具体的な対応方法については相手が子どもと大人では異なりますが、教師のプロになるための取り組み方や考え方は企業のリーダーにも共通するところがあります。アンケートから、子どもは明るく、優しく、公平であって、知性的である先生に習いたいと思っているとのこと。プロの教師になるには常に学び続けること、そして技術を上げるためにはまずは定石を押さえること。教師以外の職業でも通じるところがある。2017/04/11
き
6
久々に読んだが、教育の基本となることが書かれており、自分の指導を見直すきっかけになった。2020/11/22