内容説明
卒寿を迎えようとする政治学者が、人間の学であり万人の学たる政治の学を見据えつつ、退職を挟む熟年期40年間を生きてこその人生の奥行きとその味わいを率直に伝える。
目次
第1部 政治の学を問う―六〇代の論文より(転換期の歴史的位相について;「知の冒険」をめぐる理念と現実―小畑清剛『レトリックの相剋』によせて;人類史的危機を孕む時代の政治学)
第2部 人の世を見つめる―七〇~八〇代のエッセイより(旅に立ちて;読書を愉しむ;現実政治を問う)
著者等紹介
徳本正彦[トクモトマサヒコ]
1931年、埼玉県浦和市生まれ、幼時に福岡県小倉市(現北九州市)に移住。1953年、九州大学法学部(政治専攻)卒業、同学部助手。1957年九州大学教養部講師、63年、同助教授。1965年、米国ハーバード大学留学(1年間)。1973年、九州大学教養部教授。1984年、九州大学法学部教授。1992年、九州大学退職、同年、姫路獨協大学法学部教授。2001年、姫路獨協大学退職、以後、自適の日々を過ごして今日に至る。九州大学名誉教授、姫路獨協大学名誉教授、法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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