内容説明
採った・食べた・感じた大文字山の幸の数々…我、採集す。ゆえに我あり。
目次
春(ニワトコ;ヤブカンゾウ ほか)
夏(サクランボ;野イチゴ ほか)
秋(ウスヒラタケ;マツオウジ ほか)
冬(フユイチゴ;ガマズミ ほか)
著者等紹介
安田陽介[ヤスダヨウスケ]
1969年生まれ。京都府京都市北区出身。京都大学文学部史学科修士課程修了。予備校講師(日本史)。H.D.ソロー研究家。五山の送り火の一つ船山の麓で育ち、子供の頃から山登りと沢歩きに親しむ。学生時代に登り始めた大文字山に魅せられて、大文字山の麓に移住。以来、年間300日以上大文字山に登り、その移り変わりを見つめ続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Koichi Yamashita
2
山野草、木の実、キノコ、など大文字山に登ってはとりあえず美味しそうと思ったものは食べるという著者。 採取生活の話以外に環境、アウトドアブーム、戦争、などなど現代社会批判も散りばめられた本。 アクや毒のある山野草などを口にしてはる人だけあって内容もアクがあった。2017/10/16
katsurunner
1
大文字山で山菜やキノコを採取する日々のエッセイ。 なのにそこには社会への批判や人間としての生き方の考察が、鋭く描かれていました。 政治経済、世の中のあり方は日常生活が作っているんですね。2017/01/12