出版社内容情報
かつてあった自然環境は、生き物との関わり合いをそれほど考えなくてもいいぐらい豊富にあった物であった。しかしその時代から子どもを取り巻く人的物的環境が大きく変化していく中で、今まで豊富にあった生き物との関わり合いの現象に危機感を覚え、勤務先の保育園で生き物と子どもの関わり合いを、カメラで撮りためはじめた。幼い子ども達が過ごす場所に生き物の存在は不可欠であると同時に、命のあり方を一緒に考える大人も必須であることを、保育園の事例を通じてまとめている。
第1章 幼児と植物
第2章 幼児と生きもの
第3章 幼稚園、保育園に於ける生き物飼育
第4章 共に生きるために
石塚 百合子[イシヅカ ユリコ]
著・文・その他
目次
第1章 幼児と植物(園庭で出会う植物;遊びと労働)
第2章 幼児と生き物(様々な生き物と関わる子ども達―あおい第一幼稚園の場合;犬と幼児)
第3章 幼稚園、保育園における生き物飼育―子ども達は生き物に出会っているのか(調査の目的と方法;調査の結果 ほか)
第4章 共に生きるために(自然は美しいことばかりではない;保護者はどう考えているか ほか)
著者等紹介
石塚百合子[イシズカユリコ]
1952年東京都多摩市生まれ。1973年東京保育専門学校卒業。1990年明星大学人文教育学科通信教育部卒業。2014年白梅学園大学大学院修士課程修了。あおい第一幼稚園園長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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