出版社内容情報
●被災者や遺族はどう生きてきたか-阪神大震災10年の記録
阪神大震災から10年。家族を失った遺族や被災者は、どのような思いを抱えて生きてきたのだろうか。まだ癒されぬキズを抱えている人、周りの人々との共生によって心が解かれた人、彼らが生きたこの10年をみつめた。読者から寄せられた「震災エッセー」も収録している。
●予想される大地震、どこまで「減災」できるのか
産経新聞に掲載された阪神大震災10年にかかわる数多くの記事を集大成した1冊。
1部「10年の時を超えて」は時間の流れと人々の心の軌跡を、2部「瓦礫の中の記憶」は被災体験を掘り下げ、風化させてはならないというテーマで、3部「防災新時代」では様々な角度から起こりうる地震への備えを「減災」をキーワードに探っている。
●読み応えのある関学大・野田正彰教授の「わが街再び」
関西学院大学教授・野田正彰氏が執筆した特別編「わが街再び」は静謐な文章で、読み応えがある。
目次
第1部 10年の時を超えて(語り継ぐ日々;明日へ―被災家族の歩み;再生へスクラム ほか)
第2部 瓦礫の中の記憶(検証大地震;あの時・今;遺品は語る ほか)
第3部 防災新時代(緊急出動;恩返し;防災最前線 ほか)