月と蛇と縄文人―シンボリズムとレトリックで読み解く神話的世界観

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月と蛇と縄文人―シンボリズムとレトリックで読み解く神話的世界観

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784902269673
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0020

内容説明

土器や土偶が奇妙奇天烈に見えるのは、“彼ら”の造形技術が拙いからではなく、人類の根源的な思考方法で表現されているからだ―北海道考古学会会長が心理学や文化人類学・宗教学などを駆使して縄文人の“こころ”に迫る!

目次

第1章 縄文人のものの考え方
第2章 縄文人のものづくり原理(縄文土器は本当に鍋か;土偶のワキはなぜ甘い ほか)
第3章 縄文人の大地のデザイン原理(死者はなぜ穴に埋めるのか;竪穴住居になぜ住むのか ほか)
第4章 縄文人の神話的世界観(縄文人の世界観;月のシンボリズムの行方 ほか)

著者等紹介

大島直行[オオシマナオユキ]
1950年(昭和25年)、北海道標茶町生まれ。東洋大学文学部史学科卒業。伊達市噴火湾文化研究所長。札幌医科大学客員教授(医学博士)。従来の考古学の枠を越え、脳科学や心理学・文化人類学・宗教学・民俗学などを援用した考古学研究に挑む。縄文文化を新たな視点で読み解き、縄文文化の高い精神性に着目した研究を展開する一方、その成果を普及・啓発するため、北海道各地において「市民縄文会」を設立。北海道考古学会会長、日本考古学協会理事、日本人類学会評議員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

19
いやぁこれは面白かった。土偶も竪穴住居も貝塚も、再生のシンボリズムで読み解くことができるのだ!参考文献も充実。さらに勉強していきたい。2015/07/01

tom

12
縄文土器の写真がいろいろと載っていて、これはかなり面白い。とても表情豊か、とてもモダン。ずいぶんとバリエーションがあることに驚いた。実物を集めた展覧会でもあれば行ってみたい。ところで、本書では、西洋の立派な学者の著書を取り上げて、縄文人の精神世界に迫ろうという内容。心意気は高い。でも、縄文土器の形態、装飾をひもとき、蛇と月を再生のシンボリズムの現れとおっしゃるろころは、本当にそうなのか。私のボロ頭では判断不能。各章の要旨部分で、「私は・・・と思う」という展開がかなり苦しい。2015/08/03

南北

9
縄文人の精神世界について述べた本です。現在でも土器の年代や地域の分類を中心に研究が進められているようですが、「世界初の土器が日本で作られたのはなぜか」とか「なぜ縄と貝殻で土器の模様を付けたのか」とか「ゴミ捨て場と考えられている貝塚から人骨が出てくるのはなぜか」とか「通気性や採光性の悪い竪穴住居の様式にこだわり続けたのはなぜか」などの疑問に答えていません。この本で語られている仮説を妄想のように考える人もいると思いますが、こうした仮説がつきつぎと出てくることが学問としての考古学の発展につながると思います。2018/07/23

mittsko

7
認知考古学で縄文人の精神文化に肉薄しようとする一冊。とても意義深い試みと思うのだが、二点に気を取られ、最後まで楽しく読書できなかった(´・ω・`) ①「従来の考古学」との対決がくり返し強調されるのは、テクスト外の学界政治に巻きこまれるようで、安心できない。②象徴分析が外在的方法としてのみ採用されており、筆者自身の論考論述スタイルになっていない。「月」への一元化が大事なのではなく、月と女と蛇と蛙と…がすべて「同じ」であることこそが大事なはず。これは、本書のネタ元、ネリー・ナウマン自身の限界なのかな、と思った2018/05/28

phmchb

4
( ..)φメモメモ『生の緒ー縄文時代の物質・精神文化』ネリー・ナウマン(著)・檜枝陽一郎(訳)/『古代翡翠 (ヒスイ) 文化の謎 : シンポジウム』森浩一(編)、新人物往来社(1988)/『「シンポジウム」古代翡翠道 (ヒスイロード) の謎II』森浩一(編)、新人物往来社(1990)/『アイヌの世界観ー象徴人類学的アプローチ』山田考子、講談社/『聖と俗ー宗教的なるものの本質』ミルチャ・エリアーデ(著)・風間敏夫(訳)、法政大学出版局(1969)2019/02/19

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