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内容説明
どうして読み書きができないとバカにされるの?外見からは分からないゆえに理解されにくい学習障害の息子の母親として、そして当事者として―悩み、向き合い、生きている。読み書きが困難な学習障害当事者が書き上げた、ありのままの自分で胸を張って生きるためのメッセージ!
目次
第1章 最初の気づき
第2章 母になる
第3章 息子の小学生時代
第4章 学習障害の告知
第5章 思春期の子どもとの笑っちゃう日々
第6章 父も学習障害だった
第7章 後ろを見ながらも前に進む
著者等紹介
松本三枝子[マツモトミエコ]
1976年12月東京生まれ。小学校入学時から中学校卒業まで読み書き計算の困難さに生きづらさを感じる。息子の診断と共に自分もLDだと確信する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱんにゃー
119
【普通じゃないって楽しい】 『父と、私と息子がLDだからできた優しい経験。子育てっておもしろい。』 『私の子育てはおかしい。普通がなんだか分からないが、普通の家庭だったらアウトだ。』(笑) 『誰もが経験できることじゃあないから、』 (^ω^) /普通の人に「1%もわかってもらわなくてOK♪」(笑) /当事者のかたへ 「良かったー」と思える時が来るよ100%♪2016/05/12
Natsuko
14
お父様と息子さん、そしてご自身がLD(学習障害)である女性が著者。文字を書くのが難しい著者が大変な労力をかけて著している。バカにされひどい言葉を浴びた子供時代、同じ経験をしているであろう息子への想い。実は父親もLDで、職場で苦労しながらも人として筋の通った生き方をされている。さらにお母さんと弟をサポートする娘さんが器の広い女性に成長していく。悲壮感なく、自分の人生を「面白がる」姿に、人として、職業人として大いに考えさせられた。2019/03/31
木漏れ日の下
13
お父様、ご自身、そして息子さんが学習障害(LD)をお持ちでご自身の体験や子育て中に感じたことなどを書かれている。ご自身も体験されていることから息子さんへの共感力は羨ましく、どんと構え笑い飛ばす強さには感服するばかり。学習障害をはじめとする発達障害は目に見えてわからない障害で、理解を得られるのが難しい。学習障害は特定の『聞く』『話す』『読む』『書く』『計算』『推論する』等の能力のうち困難なものがある場合をさす。その程度や苦手なものの該当数も様々でより理解が難しいところ。まずは知るところから。2018/03/19
ふうてんてん
5
学習障害をもつ母が自分と同じく学習障害のある息子、そして父の事を書いた本。文字を認識したり、書いたりすることにハンデのある人が、自分の力でこんなに長い文を書いて、学習障害について伝えようとしていることに感動した。通級指導教室の先生の関わりもとても素晴らしい。障がいがあることは不自由だけど不幸ではない。そのことを教えてくれる。自分にある力を精一杯使って生きていくことはどんな人も同じ。得意、不得意があって当たり前。今あるものを大事にして生きていきたい。作者と息子さんのこれからを応援したくなりました。2016/03/30
幸小夜
4
御自身と子供さんが発達障害(LD)の方の本です。このような育て方、考え方が有るのだなと考えさせられました。自分の生き方をもを見つめ直す物の一つに加えて行こうと思いました。2017/04/05