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内容説明
大切なことは、詩と批評とあと何か。描き下ろし短編“poetry,criticism et cetera”STUDIO VOICE連載“土曜日の実験室”を含む初の短編マンガ集。
目次
サブカルVSオタク最終戦争
絶対安全西尾維新
黒田硫黄2050
美しい夢
泡色のブギー
セカイの中心で、愛。―SFとライトノベル以降をめぐる、きみと僕の事情
発明の破壊の中の機械達の空想
シベリア少女鉄道の夜
戦闘なんてくだらないぜ、オレの歌を聴けー!!
「NO!!WARなんてくだらないぜ、俺の歌を聴けー!!」と熱気バサラが世界の中心で叫ぶ〔ほか〕
著者等紹介
西島大介[ニシジマダイスケ]
漫画家。74年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Utakata
5
「ディエンビエンフー」でおなじみ西島さんの批評とコミック・クリティシズム≒詩のあつまり。個人的に「批評」という言葉はもっと正確に、厳密に使われるべきだと思うがそれはさておき。等身が低く、まるこく太い線で描かれるキャラクターとは裏腹に攻撃的な西島さんの批評にびっくりしました。内容が鋭いというよりも、批評する方法や言葉遣いが鋭く、対象がどれだけ有名で人気があっても自分のスタンスで向かうのだという意志を感じました。「結局観客は物語ではなくジブリ絵という外側しか観ていないことが露呈した」には考えさせられました。2014/07/02
袖崎いたる
4
西島大介の漫画、モダンな装いであることはわかるのだけれど、なぜか乗れない。とはいえ界隈の固有名を知れるのはいいね。批評っぽい話で『マクロス7』の反戦メッセージを打ち出さないで成立してしまう反戦メッセージというくだりは良かった。2020/03/27
majiro
3
ここまで好き放題やられると、いじわるして、さすがに好き放題できなかったところを探したくなるくらいの描きっぷり&書きっぷりであった。ユリイカが単なる掲載誌でなく、「詩と批評」と銘打っていることに著者としてことさらなる意味を見出している文芸誌であるところに着目したい。十分なプレッシャーもあったかもしれないし、それをはねのける十分な力も根性もあったと察する。2013/06/25
カツェ
1
各作品や作家へのマンガはノレなかったが、最後の描きおろし「詩と批評とあと何か」がとてもよかった。そうそう、詩と批評とあと何かなんだよなという肩を叩きあいたい気分に。2021/03/11
賽子
1
★★★☆☆・・・この人の論評面白い。西島大介の作品はオタクじゃなくてサブカルなんだそうだけど、やっぱりオタクだと思う。2006/01/04