内容説明
映画の現場はすっちゃかめっちゃか。少ない予算を物ともせず、「擬景・借景・嘘百景」、あらゆる技術を駆使して映画の空間を生み出してきた映画美術60年の美術監督が語り尽くした映画の現場のありったけ。
目次
映画美術六十年の記憶―はじめに(舞台美術を志して;映画の世界へ ほか)
大映時代(海の呼ぶ声;歌う野球小僧 ほか)
日活時代(黒い潮;女中ッ子 ほか)
フリー時代(忍ぶ川;お吟さま ほか)
著者等紹介
木村威夫[キムラタケオ]
1918年生まれ。映画美術監督として六十年、間断なく仕事をして現在に至る。他に映画美術評、小説、絵画、写真、講演など多数。第一回監督作品『夢幻彷徨』が2004年7月に公開される
荒川邦彦[アラカワクニヒコ]
1947年生まれ。中部日本高等学校映画連盟理事、事務局長を経て、現在は同事務局次長。同連盟機関誌『映画手帖』に作品論を掲載。名古屋シネマテーク役員
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