出版社内容情報
日本語との関係が特に深い東アジア諸言語の個別言語や言語研究史を中心に、その歴史的名著を集成。いずれも21世紀の言語学にとって不可避の古典。
●第5巻●増訂補注朝鮮語学史(刀江書院・1964)
小倉進平著・河野六郎補注 朝鮮語学の建設に数々の貴重な貢献を寄せられた碩学小倉進平博士の「朝鮮語学史」の増補版に、河野六郎博士による補注を加えた決定版。ひとり朝鮮人と西洋人による朝鮮語学研究のみならず、朝鮮人による日本語学、中国語学、満州語学、蒙古語学、女真語学、契丹語学など周辺の諸言語の語学研究史を網羅する。朝鮮における言語研究史の名にふさわしく、斯学の研究に志す人の大いなる指針となる。