免疫学 最新イラストレイテッド

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  • サイズ B5判/ページ数 244p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784897063720
  • NDC分類 491.8
  • Cコード C3045

出版社内容情報

《内容》 今なお進歩の著しい免疫学は,ますます複雑さを増しています.そこで本書では以下の特徴を出し,免疫学の全貌が今までになくわかりやすくなりました.
1)免疫学の基本は当然ながら最新の知見までが
  バランスよくまとめられています
2)前半に自然免疫と獲得免疫,後半に疾患と免疫機構の関係と
  基礎から臨床まで完全網羅
3)第一線の研究者が分子細胞生物学の視点から解説
4)巻頭に各章の相関図を掲載し
  免疫全体の中での各章の位置づけを明確化
5)各章のはじめにサマリーと概念図を掲載したので
  章全体を俯瞰することができます
6)理解を助けるイラストやメモを多用
免疫学全体をわかりやすく,そしてくまなく網羅した
秀逸なテキスト!    

《目次》
概論 免疫系の四次元的理解を目指して 小安重夫
第1章 自然免疫とToll様受容体 改正恒康
1.Toll様受容体による微生物認識
2.Toll様受容体の生物学的機能
3.Toll様受容体のシグナル伝達機構
第2章 補体 木下タロウ
1.補体系の構成と働き
2.C3転換酵素を形成する3つの活性化経路
3.C5転換酵素の形成,後期経路と膜傷害性複合体の形成
4.補体系の自己・非自己識別機構
第3章 B細胞の分化と機能 黒崎知博
1.免疫グロブリン(Ig)遺伝子の再構成
2.B細胞の分化とIg遺伝子の再構成
3.末梢におけるB細胞分化とB細胞亜集団
4.B細胞の選択・選別にはプレBCR,BCRを介するシグナルが必要とされる
5.外来性抗原認識により生じる免疫反応
第4章 T細胞の分化と機能 高浜洋介
1.T細胞とその機能
2.T細胞の分化
3.末梢T細胞の動態・維持・分化
第5章 抗原提示と樹状細胞 稲葉カヨ 稲葉宗夫
1.樹状細胞
2.抗原提示
3.クロスプレゼンテーション・クロスプライミング
4.クロストレランス
第6章 NK細胞とNKT細胞 荒瀬 尚
1.NK細胞とNKT細胞の分布と分化
2.NK細胞の抗原認識と機能
3.NKT細胞の抗原認識と機能
第7章 リンパ系の構築 日野綾子 清野 宏
1.全身免疫と粘膜免疫に関与するリンパ組織の構築
2.粘膜関連リンパ組織の構造
3.免疫担当細胞の移動と循環
4.粘膜免疫のユニーク性を応用した防御応答誘導
第8章 アレルギーと自己免疫疾患 川畑仁人 山本一彦
1.アレルギー
2.遺伝的背景とのかかわり
3.発症にかかわる因子
4.治療法開発の展望
第9章 腫瘍免疫 羽室淳爾
1.癌に対する免疫監視機構
2.癌免疫療法
3.これからの癌免疫療法
第10章 感染免疫 矢島俊樹 吉開泰信
1.微生物による共生戦略
2.自然免疫系の機能
3.獲得免疫系の機能
4.新しいワクチン開発への展望
第11章 移植免疫 千住 覚 門司幹男 西村泰治
1.移植免疫の基礎
2.移植医療の現況
3.再生医学と移植

内容説明

豊富なイラストとわかりやすい解説で免疫学の基本から最先端までを完全網羅。第一線の研究者による分子生物学的視点からの執筆。全体を俯瞰するサマリーと概念図。充実したイラストにより理解度UP。メモによる用語解説が道しるべ。免疫学の基本をすべて集大成。

目次

概論 免疫系の四次元的理解を目指して
自然免疫とToll様受容体
補体
B細胞の分化と機能
T細胞の分化と機能
抗原提示と樹状細胞
NK細胞とNKT細胞
リンパ系の構築
アレルギーと自己免疫疾患
腫瘍免疫
感染免疫
移植免疫

著者等紹介

小安重夫[コヤスシゲオ]
1978年東京大学理学部生物化学科卒、同大学院(岡田吉美教授)。’81年(財)東京都臨床医学研究所(細胞生物学研究部:矢原一郎部長)研究員。’88年~’95年ハーバードメディカルスクール、ダナ・ファーバー癌研究所(Laboratory of Immunobiology:Ellis L.Reinherz教授)においてポストドクトラルフェロー、助手、助教授、准教授。’95年より慶応義塾大学医学部教授(微生物学・免疫学教室)。T細胞活性化のシグナル伝達、T細胞の分化、樹状細胞の機能、などいくつかのテーマを掲げている。特に、ダイナミックな免疫系の機能を解析できるという点で感染免疫に惹かれ、宿主と寄生体の両方において遺伝学と分子細胞生物学の手法を駆使して宿主寄生体の相互作用を理解すべく研究を続けている
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