阪神大震災 流通戦士の48時間―街の明かりを消したらあかん

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  • サイズ B6判/ページ数 202p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784895954785
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0036

内容説明

1995年激震が阪神地方を襲った。創業の地神戸に多店舗を展開するダイエーは、被災市民に食料、水、生活用品を供給するため即、行動を開始した。震災直後のダイエー幹部の対応を貴重な証言をもとに綴るドキュメント。政府より対応が早いといわれたダイエーの危機管理意識と「街の明かりを消したらあかん」という社員の熱き思いは今、企業・自治体の防災対策の参考になるとともに、大きな勇気をあたえることだろう。資料編も充実し、一般のみならず会社、自治体、学校必読の一冊。

目次

1 街の明かりを消したらあかん―地震発生の中で流通を支え続けた男達の48時間(最も長い一日の始まり;終わらない夜;被災地の夜明け;震災を通して)
2 震災と流通 資料編(阪神大震災物流ドキュメント;阪神・淡路大震災資料;スーパー利用者の声;地震用語集 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nishiyan

6
阪神淡路大震災の記憶が薄れていく中、本書は発災10年の節目になる2005年に出されている。ダイエー地震対策本部メンバーの視点から当時の緊迫した状況が語られている。対策本部立ち上げから店舗の復旧、商品の配送など、手探りながらも進められていった様子がみてとれる。巻末の資料は時系列で理解する上で役に立った。それにしてもダイエーが、この震災で発揮した危機管理能力を経営に活かされなかったのが残念ではある。小売業志願者、小売業に従事している方にはぜひ読んでもらいたい。2017/09/02

ユーさん

1
10年前に書かれた本。大震災の記憶が薄れて行く中で、「危機管理」という視点から記憶を呼び起こしてくれる内容でした。「阪神大震災」関連を3冊続けて読みましたが、今回は、生活インフラに直結する「小売業」の立場から見た内容。経験則からくる、「即判断、即行動」が結果を大きく左右する。非常に素晴らしい「ダイエー」の危機管理体制です。2015/03/01

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