ゲノム―新しい生命情報システムへのアプローチ

ゲノム―新しい生命情報システムへのアプローチ

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  • サイズ A4判/ページ数 503p/高さ 28cm
  • 商品コード 9784895922371
  • NDC分類 467.3
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 ■ “ゲノム”について,その全貌を一望の下に収めた最新のテキスト。 ■ 本書は,まず“ヒトの生命を形成し,支配するゲノムとは何か”から始まり,その性質から構造,機能へ,そして遺伝子へと進み,生命現象を体現するタンパク質へと入っていく。今までの類書には見られない大胆な構成法で明快に解説する。 ■ フルカラーの図や写真を随所に挿入し,視覚的な理解をバックアップする。 ■ 生命科学に関わる研究者や学生,あるいは“ゲノム”に興味を抱く臨床家にとって本書は,“ゲノム”についてのあらゆる疑問を解決してくれる貴重な情報ソースとなる一冊である。    《目次》 目次 第1部 ゲノム研究の方法 1章 ゲノムとは何か 1ヒトのゲノム 2他の生物のゲノム 3なぜゲノム計画は重要か? 2章 遺伝学的手法によるゲノム地図作成 1遺伝地図と物理地図ボックス メンデルの遺伝法則についてのガイド 2遺伝地図のマーカー実験ノート サザン・ハイブリダイゼーション 3遺伝地図に至る道ボックス  3章 物理的手法によるゲノム地図の作成 1制限地図の作成実験ノート 2蛍光in situハイブリダイゼーション 3配列タグ部位マッピング 4ヒトゲノム地図作成に向けての進歩 4章 ゲノムの塩基配列を調べる 1DNA塩基配列の決定法 2隣接するDNA塩基配列の統合 3ヒトゲノム計画の塩基配列決定法の進歩 4ヒトゲノム計画は現在、BACライブラリーに基づいている 5章 ゲノム配列を知る 1塩基配列中の遺伝子の場所を探す 2遺伝子の機能を決定する 3比較ゲノム学 4ゲノムから細胞へ 第2部 ゲノムの機能 6章 ゲノムの構造 1真核生物のゲノム構造 2原核生物のゲノム構造 3ゲノム内の反復DNA 7章 DNA結合タンパク質の役割 1DNAの構造 2タンパク質 3DNA結合タンパク質の研究方法 4タンパク質構造とDNA‐タンパク質構造の研究技術 5DNAとDNA結合タンパク質との相互作用 8章 転写:遺伝子発現の始まり 1ゲノムへの接近 2真核生物と原核生物での転写開始複合体の集合 3転写開始の制御 9章RNAの合成とプロセシング 1細胞のRNA組成 2mRNAの合成とプロセシング 3コードをもたないRNAの合成とプロセシング 4化学修飾によるRNA前駆体のプロセシング 5mRNAの代謝回転 10章 プロテオームの合成とプロセシング 1タンパク質合成におけるtRNAの役割 2タンパク質合成におけるリボソームの役割 3タンパク質の翻訳後プロセシング 4タンパク質の代謝回転 11章 ゲノム機能の調節 1ゲノム機能の一過性変化 2ゲノム機能の永続的、半永続的変化 3発生過程におけるゲノム機能の調節 第3部 ゲノムの複製と進化 12章 ゲノムの複製 1ゲノムの複製に関する研究課題 2DNA複製の過程 3真核生物ゲノムの複製の調節 13章 ゲノム進化を分子から見る 1変異 2組み換え 14章 ゲノム進化のパターン 1ゲノム:最初の100億年 2新しい遺伝子の獲得 3非コードDNAとゲノム進化 4ヒトのゲノム:最後の500万年 15章 分子系統学 1分子系統学の始まり 2DNAを根拠にした系統樹の推定 3分子系統学の適用

内容説明

本書は“ヒトとは何か”の問いに“ヒトのゲノムとは何か”の疑問から答えることから出発している。まず“ヒトの生命を形成し、支配するゲノムとは何か”から始まり、その性質から構造、機能へ、そして遺伝子へと進み、生命現象を体現するタンパク質の物語へと入っていく。

目次

1 ゲノム研究の方法(ゲノムとは何か;遺伝学的手法によるゲノム地図の作成;物理的手法によるゲノム地図の作成;ゲノムの塩基配列を調べる;ゲノム配列を知る)
2 ゲノムの機能(ゲノムの構造;DNA結合タンパク質の役割;転写:遺伝子発現の始まり;RNAの合成とプロセシング;プロテオームの合成とプロセシング;ゲノム機能の調節)
3 ゲノムの複製と進化(ゲノムの複製;ゲノム進化を分子から見る;ゲノム進化のパターン;分子系統学)